自作エアダスターの道のり

人間、変なことを考え出すと、トコトンやってみてしまうようで。まず自転車のタイヤチューブを利用したエアダスターはチューブの大きさ不足から却下。次は使用済みエアダスターの間にタイヤチューブのバルブを取り付けて、そこから空気を詰めて使うという方法に軌道修正しました。

タイヤチューブのバルブ周りを楕円状にはさみで切り取り、缶の横に明けた小さい穴にあてがって、ボンドで接着という方法にします。チューブはもったいないですが、所詮、保管しておいても使い道ないし。600円ぐらいだし、はさみでバスッと。中はゴム通しがくっ付かないように白い粉がまぶしてあります。これは水道で洗って綺麗に除去。

ここで、もしや缶のてっぺんから空気が入れられるのでは?という疑問が出てきたので、無理やりプラスチックのノズルをドライバーでこじ起こして取ってみる。先端の作りは、普通のスプレー缶と一緒。ここで、さらにひらめきが。
エアダスターの成分はDMEとCO2、DMEはジメチルエーテル。他のスプレー缶の成分はLPG。この2つの成分を比較してみると、どれも可燃性ガス。可燃性?LPGで可燃性?じゃカセットコンロのカセットガスを代わりに使ってもいい?無名メーカーのカセットボンベなら、3本で298円とかで売ってるよ。それで1本のエアダスターが出来たら、1本100円のエアダスターが完成するじゃない。

そんなアホな思いつきで買って来ました。3本298円。口の周りのひだの様な円盤は引っ剥がしてノズルをつければOKだと思って。で、ラジオペンチで円盤を引っ剥がしてみました。なかなか取れません。これ、後付している金属で無いかも。切れ目をめくって下からゴムのパッキンが見えてきたときいやな予感が。この円盤は一体型みたいです。このまま行けばパッキンから大量のガスが出てきそう。これ、部屋の中でドバッと漏れ出したら大変だよね。慌てて外に出てガスを逃がす。LPGって液のまま出てくるときとても冷たい。指にかかると凍傷になりそう。それにガスの出方がイマイチ元気が無い。これにノズルをつけても勢いが無くてエアダスターにならないかも。カセットボンベの中身をせっせとノズルから出したけど、なかなか減らない。明日の朝まで外に出して置けば徐々に漏れてなくなるかも。

さて、元に戻って、タイヤチューブのバルブを缶の側面に取り付けることに。最近はどんな材質でもくっ付く強力な接着剤があるので、それで行きます。ゴムと缶の側面の両方に縫って2分乾かしてから圧着。1日後には完璧に接着されました。

この改造缶にどれぐらいの空気を詰めても大丈夫だろう。計算してみる。液化時の圧力は25度のとき、

LPG:9.1気圧、DME:6.1気圧

缶はどれも同じような構造なので、LPGが入っているカセットボンベの9.1気圧までは大丈夫だろう。実際には安全性を見込んでもっと高圧でも大丈夫だろうけど。ポンプには気圧計が付いているので10気圧=およそ10barまで
いれてもいいのかなぁ。でもポンプのメモリは7barしかないからそこでやめとこう。どれぐらいの力がかかるのか計算してみる。

1気圧=1atm=1.01325bar=1.01325x10(6)dyn/cm2=1.033211kg/cm2

で計算すると1cm2に1kgの力ですから10気圧で10kg、横穴とバルブの接点を釘の太さぐらい1/10cm2で押さえれば
1kg程度の力に耐える接着能力ならバルブは飛ばないことになる。うーん、この接着具合なら1kgなんて余裕でしょう。

接着が完了し、いざ、ポンプで空気の充填。あれ?4barあたりから全体重をかけてもべダルを踏み抜くことが出来ない。10barなんてとても無理。結局、4barぐらい入れてブシュー!また入れてプシュー。これを繰り返すしかできない。それでも4barも入れると十分な風量なので、足踏みと清掃作業を時間的に分離することはできるのだけど。この圧力でもっと長い間使うには、もっと大きなタンクでないとだめですね。チャンチャン!