二次避難の問題

携帯電話に避難所の様子が少し残っていました。
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玄関ちかくにはこんな看板や
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海外からの寄せ書きも貼られています。最初、学校に入って行く時、土足でいいのか戸惑いましたが、内履きを持って避難してくるわけもなく、土足です。でも、トイレだけはスリッパに履き替えて土足厳禁。
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携帯電話の充電器がありますが、なんせ1200人も避難してきているので、一人10分交代で充電しているといいます。電池がもったいないので、ワンセグが映ってもあまり見てません。ニュースで石巻が燃える映像、関東では11日の夜にTVで流れてましたが、姪さんが見たのはつい最近だそうです。
地震が来て、津波が来て、それでもしばらく携帯電話が使えて、知人と連絡がとれたけど、半日ほどすると携帯電話が繋がらなくなって、ずっと情報が入ってこなかったそうで。たぶん、基地局のバッテリがなくなったんでしょう。
4月から学校が始まるということで、避難所では2次避難の話になっています。教室を空ける必要があるのです。どこかに移動してもらうか、ダメなら体育館の半分を使って避難所生活を続けるかの二者択一。
じゃ、仮設住宅ができるまで、子供がいるからしばらく親戚のうちに引っ越して、というのは問題。住民票を移してしまうと仮設住宅とかの権利がなくなっちゃう。でも、子供を学校に入れるには住民票を移さないといけない。いったい、どういう行政をしているんですかね。政治主導のなんとかって誰かがいってますけど、頑張ろうの掛け声だけで、こういう問題はまったく解決されていません。
そもそも、あんなに死者行方不明者が出て、学校が再開できるんだろうか。政府が非常事態宣言ださないから、役場は普段どおりの仕事を再開しなきゃいけないわけで。どれだけ子どもが集まるんだろう。地震と津波までは天災、でもそのあとに起こっているのは人災です。