
藁葺き屋根が建ち並ぶ大内宿
以前、TVを見ていたら、雪が降る中を中村雅俊さんが通りを歩いていて、その両側に茅葺屋根の古民家が並んでいる風景が映っていました。まだ日本に、こんなにたくさんの茅葺屋根が残っているんだ!いつか行ってみよう、と場所を探してみたら、福島県南会津にある大内宿という場所だと判明。新型コロナウイルスが警戒される中、まだ4月はじめに行ってきました。もう少し遅かったら緊急事態宣言になるところ。
誰もいない
新型コロナウイルスで海外からの観光客はまったく居ない上に、この日は風が強く天気も悪いので、国内の観光客もやってきません。ほんと、だれーもいない。今日はここで一泊するんだけど、もしかして、この街道にいるのは自分たちだけ?びっくりするほど人がいません。

伊勢屋に宿泊
意外と知られていないことですが、大内宿には泊まれる宿が3軒あります。そのうちの1軒は伊勢屋さん。2月頃に予約を入れてあり、3月末ごろに伺う予定だったのですが、少し伸びて4月に。いく前日に伺ってもよいか電話で確認したら、ぜひおいでください、とのこと。予約では2階の部屋だったんですが、我々しか宿泊客がいないので、1階の本座敷に泊まることになりました。
普段は海外からのお客さんが多く、とくにタイの宿泊客が多いとのこと。タイの人はいろいろお土産を買っていくので、街道沿いの土産物店の人もありがたがっているんですと。
玄関は街道沿いでなく、横道に入ったところにあります。最初、どこから入るのか迷いました。ここで靴を脱ぐことを教えてあげないといけないですね。

夕食のときの岩魚はここで焼いていました。岩魚は地元の人が釣ってくるそうです。きょうはたまたま釣れたから天然。釣れないと町で養殖しているのを使うそうです。

この部屋で夕食と朝食を頂きました。ご先祖様が祀られていて、昔の写真があって興味深いです。

この手前と奥の座敷が本座敷で、ここに泊まります。暖房はファンヒーター。コタツが変わっていて、ファンヒーターの温風をパイプで吹き込んでいました。てっきり電気式コタツだと思ったのに。

街道沿いの雨戸が閉まってますが、あれを開けると、こんなふうに見えます。縁側が街道に面しているんですね。夏はここでビール飲んで枝豆つまんだら最高でしょう。これは雨戸を少し開けて覗いてみたところ。朝7時、誰もいません

ゆっくり朝ごはんを食べ、チェックアウトして街道に出てみましたが、まだ観光客はまばらです。今日は天気がいいので、すこし来てます。いつもなら観光バスがたくさんやってきて、人でごった返すらしいです。

ねぎ蕎麦
TVでネギを箸の代わりにつかって蕎麦を食べているのを見ました。ぜひとも挑戦してみたいところ。どこがいいか女将に聞いたら、三澤屋さんがこの辺では最初に始めたそうです。ここもまた、入り口は街道沿いではなく、横に入ったところです。

もちろん、注文するのはネギ蕎麦。後ろにそばつゆの容器がたくさん並んでます。実際にネギで食べてみると、最初のうちは面白いんだけど、そのうちめんどくさくなってきて、箸で食べました(笑)ネギは少しずつ かじって薬味の代わりにします。
