やっとプルトニウムの話が出てきました

原発事故、大変です。震災以来、ずっと原発関係の情報を集めてました。なんせ学校で原発のことは教えてくれなかったもので。ここらで、いろいろ調べて知ったことを書き並べることにします。
すでに知っている人は大勢いると思いますが、福島第一原発3号機ではプルサーマル運転をしてました。これはプルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を使って発電しています。しかーし、実は日本にある原発で高速増殖炉もんじゅ以外はプルトニウムを使う設計にはなっていません。ある人は、石油ストーブにガソリンを入れて使うようなものだといいます。だから、やっかいなことになります。
プルトニウムはウランより反応速度が早く、発熱量が多いため、コントロールが難しいそうです。日本のプルサーマル運転では最終的に1/3までプルトニウムを混ぜて運転することを目指していました。日本以外の国はプルトニウムを使うのは難しいという結論にいたり諦めています。
Wikiで調べるとすぐ出てきますが、プルトニウムの毒性は非常に高いものです。半減期も2万4千年なので、人間にとってはほぼ半永久的な長さです。
核爆弾は反応速度が早くないと爆発にはならないので、ウランではなくプルトニウムを使います。ですからプルトニウムを持っている=核爆弾が作れるという図式になるので、非核三原則の日本にとってプルトニウムをもつことは厄介なことです。ですから、原発で燃やしてしまえ、という発想でプルサーマル運転に使ったという話もあります。
政府は27日の会見で、プルトニウムで土壌が汚染されていないか調査を始めたと発表しました。しかし、ニュースには何故か取り上げられません。ヨウ素は数時間から数日の半減期なので、放っておけば自然となくなるものです。それよりずっと深刻なプルトニウムについて報道されないのは、変ですよね。
ウランを燃料にしても発電後にはプルトニウムが発生します。これらが原発の外に漏れ出していないことを祈るだけです。
NHKといえどもすべての情報をニュースで流しているわけではありません。私がその事実に気づいたのは、尖閣諸島問題でした。東京で数千人規模のデモが行われているのにニュースで報道されたことはタダの1度もありません。しかし、数名の中国人デモはニュースになります。CNNなど海外メディアは日本のメディアが流さないことも報道しています。それを知って以来、ニュース報道は話半分で聞くようになりました。今回のプルトニウムの話も同じ軌跡たどっています。 きっと、戦争ってこういう情報操作が行われて国民を操っていくんだろうなぁ、と思っています。
みなさんも、テレビや新聞から流れてくるニュースが全てだと思わずに、本当は何が起こっているのだろうと、自分でいろいろ調べてみることをお勧めします。