ドローンは自動車業界のように成長するのだろうか

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いま、幕張メッセでJapan Drone 2016というドローンの展示会をやってます。 むかしドローンを飛ばしていた身としては、今後、どうなっていくのか確認しておこうと、ちょっと見てきました。 もう、趣味のレベルでドローンを飛ばすのは、改正航空法ができてからめんどくさくなってしまいました。 おまけにドローンを持ち運んでいるだけで、犯人扱いされそうな世間の目。困ったもんですよね。
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個人が自由に飛ばすのが難しくなった。ということは、それを自由に楽しめる場所を作ったら、レジャー産業になるかもしれません。展示の中で面白かったのは、閉鎖したゴルフ場を使って、自分たちが持ち込んだドローンを思う存分飛ばしてもらい、夜は付帯のホテルに泊まってドローン談義。みたいなレジャーです。 最近の若い人はゴルフをあまりやらないらしく、いまゴルフを楽しんでいる人たちが定年したら、ゴルフ人口がぐっと減るんじゃないかと心配されているそうですが、こういう転用も良いかもしれませんね。 週末にゴルフに出かける。ではなくて、週末にドローンに出かける、という感じです。 これと似たようなのは、あれでしょう。 車を改造してサーキットを走って楽しむみたいな。機械繋がりでいえば、あの感覚と同じですかね。
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海外ではすでにドローンでレースをする趣味が流行っていて、ドローンに搭載したカメラの映像を電波で飛ばして、それをモニターで見ながら操縦し、林の中を飛び回る。みたいなのがあります。日本では外で飛ばすのも厄介で、電波の規制も厳しいので、流行るか難しいところではありますが、こういうのが週末に各地で開催され、それを目標にみんなが日頃練習するというのはあるんじゃないかと思います。 YouTubeの映像みてるととても楽しそうですからね。

ま、趣味の世界はいいとして産業としてはどうなるかというと、法律ができたおかげで、いろんな商売が立ち上げってきそうです。 まずは開発したドローンをテストするための場所。 そして操縦するための訓練。 誰がいつどこで飛ばしたかの管理。 だんだんと自動車業界のようになって行くかもしれません。
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自律航行は別として、ラジコン操作なら人の技量が一番ものを言いますからね。スクールや認定試験。そのうち自動車免許のように、ランクができて、Aランクなら無制限、Bランクなら重量20kgまで、Cランクなら3kg以下、みたいに普通免許や大型免許みたいになるかもしれません。そして万一の事故のための保険。 自動車で毎年数千人も死んでますけど、だれも車を世の中から撤廃しろとは言わないのは、法律と産業がからみ合って、役に立つんだからその辺は目をつぶろうや。みたいになっているからだと思います。 ドローンもそのうちそうなるんでしょう。