
テスラ モデル3の充電設備点検
充電は電気料金が安い夜の1時から6時の間に行っています。充電中に異常がないか時々確認しています。だんだん気温が上がってきたので、久しぶりに確認です。
目次
どうやって確認するのか
充電中は色んなところが熱を持ちます。いつも200Vで15Aを流していますが、このときどこが発熱して危ないのかは、サーモカメラを使うとよくわかります。AmazonでHIKMICRO Mini2を買いました。スマホのType-Cに刺すだけで簡単に使えるし、温度もかなり正確のようです。
充電BOXの発熱
今日は小雨で外気温25度です。夜中なので日差しはありません。充電BOXの外側はこんな感じです。BOXに縦のスジがあるのは雨だれが流れているところ。大体28度ぐらいで稼働しています。下に伸びる白いケーブルは充電プラグにつながるケーブルで34度ぐらいです。

充電BOXの内部
内部はこんなふうに発熱しています。一番温度が高いところはワットメータで56度ぐらいあります。このワットメーターもAmazonで購入したのですが、日本の100Vコンセントの形をしてますけど、世界各国の規格に対応できるよう230V、16Aまで測れる設計になっているようです。200Vで15A流すと3000Wぐらいの消費電力を示します。

ワットメーターを取り外す
なぜワットメーターをつけているかといえば、充電に使う電力量と、実際に充電された電力量が違うので、充電効率がどれぐらいか計測するために1年以上にわたって記録をつけていました。みんな電費を気にしますが家充電で交流100Vや200Vで充電する際にどれぐらい電気を消費するのか気にしないみたいで。これまでの計測では100Vでは75%、200Vでは86%ぐらいの充電効率です。流す電流で差はあまりないみたいです。例えば100Vで充電しテスラアプリで3KWh充電しましたと出たら、それは75%の効率だったので実際には家の電気メーターでは4KWhを消費していることになります。もう傾向がわかったので取り外すことにしました。取り外して1時間後に撮影してみると一番高温の部分が56度から48度へ温度が下がっています。これから暑くなるしこのほうがいいでしょう。

意外な部分の発熱
これは充電プラグが刺さっている車体左後部の様子です。プラグやケーブルの温度が高いのがわかります。車体の下がうっすら明るいのはバッテリーからの輻射熱です。充電中はバッテリーの温度も多少あがるので、車の下がやんわり暖かくなります。

面白いのが車体右後部の様子です。ちょうど充電プラグが刺さる反対側あたりが温かいのがわかります。充電に関係する何か機器が入っているんでしょう。ここが発熱するみたいです。

その他にワイパーあたりからも熱が漏れているのがわかります。鍵をもって近づいたのでコンピュータが動き出したためか、充電中はこの辺の機器も動いているためかはわかりません。

そんなわけでサーモカメラが1台あるととても便利です。家中を探し回って、動いていないはずの装置が発熱しているとか、家の窓から熱が逃げているとか、いろんな発見ができます