AR droneが遭難!ごめんねドローンちゃん

最近、ライフワークになりつつある空撮。1回墜落したけど修理も終わり、新年早々の風景を撮影しようと準備を進めていました。そんな中、どうしてもWiFi電波の到達距離が気になり、いろいろ調べていたら、なんと!2km以上も飛ばしている人を発見。

この方、NEXUS 7にWifiの屋外アンテナを取り付けて、AR droneのほうは軽量化のためにカメラの部分を短くして飛ばしているみたいです。1.4マイル先でもちゃんとコントロールできてるし。すごーい。ま、ここまで遠くに行かなくても200mぐらいは届いて欲しいところ。
そこで、いろいろ調べていると、Kindle Fire HDの電波がよく届くという話で、画面のサイズも握るのに丁度よく最高!といっている海外の人を発見。どうやら、Kindle Fire HDは2つのバンドと2つのアンテナでMINO技術が入っているから、他のタブレットより電波がよく届くそうです。そっかぁ、確かにiPadは画面が大きくて持つのに、ちょっと余ってるんだよね。それに裏面がアルミで指が冷たいし、奥様が使ってるのを借りなきゃいけないし。 そんなわけで、Kindle Fire HDを注文! 本を読みたいわけでもないし、16GBの一番小さいのでいいわ。
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Kindleについての話もいろいろあるのだけど、今日は次へ進みます。
さっそく、AD droneの開発元のParrotで検索してコントローラアプリはダウンロードしてきました。でも、これ、iPadのより一昔前のやつなんだよね。いまの新しい版は直感コントロールもできるし、USBメモリに録画した映像をiPadに転送させることもできる。 ま、それより遠くまで飛んでくれればいいので、まずはこれでいきます。 そのうち、Androidにも新しいアプリが公開されるでしょう。
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さっそく準備ができたので、今日はKindleで初フライトに田貫湖に行こうかと楽しみにしてたのに、向こうのWebカメラでは天候は曇り。富士山が全く見えず、いっても楽しそうでないので、この前飛ばした富士山資料館へ行きました。ここなら広いし初めて試すには問題も少なかろうと。でも、今日はちょっと風があるんだよね、天気予報によれば4mぐらい。ちなみに、AR droneは4m以上の風速では自立して静止できないからね、と注意されている。まあ、ぎりぎりぐらいか。 ご覧のとおりの天候で、富士山はまったく見えず。
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さすがに、今日は富士山に登ろうというひとは居なくて、誰もいません。寒いしねぇ。トレッキングに出かけるような陽気でもないし。さて、じゃー、Kindleで飛んでみますか。映像は積んだUSBメモリに保存するようにして、手元のKindleでは録画しません。
おー、ちょっと風があるなぁ。コントロールアプリが古いから、ちょっと要領が得ないぞ。挙動がiPadのときより敏感な気がするし。回転する速度がとくに速い。電波の入りがいいとか悪いとかよくわからないなぁ。もっと高くまで行ってみるか。 と、ぐんぐん高度を上げていったんですが、上の方はかなり風があって流される。 バッテリーも30%ぐらいまで減ったので高度を下げて着陸させようとするんだけど、ビュービュー風が吹いてなかなかいい形に持って行くことができず。
が!20mぐらいの高さになったところで、風に煽られ林のほうへ。 ちょっとまずいんでないの。 ここで思い切って高度を上げればよかったんですが、こっちに引き寄せようと頑張ったけど、林の中にズボッ! あーあ、これやマズイことになりました。 下に落ちてきた様子なし。 手元のKindleにはカメラ映像が写っているんだけど、木のどこかに引っかかっているのは間違いない。 風で枝がゆらゆらするのも見て取れるし。
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これ、送られてくる映像。バッテリーが21%残っている。どこなんだろう、杉の枝が保護色のようになって、どこへんにいるのか全く分からず。奥様と二人でかなり探しましたが、どうやら、この木のあのへんにあるのがそうらしい、というところまでは分かるのだけど、それ以上はなんとも。
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もっとハデハデな蛍光テームとか貼っておいて目立つようにしないとダメだわ。でも、場所がわかったところで取りにいける高さではないんだけどね。あーあ、可哀想なドローンちゃん。まだWiFi電波出してるし。救難信号みたいだよ。ごめんな、助けには行けないんだ。
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そんなわけで、泣く泣く置いてけぼりにされてしまいました。そのうち、風で落ちてきてたら拾ってあげるかなら。冬の間にどうなってしまうことやら。 家には屋内用ハルだけ帰宅したのでした。(T_T)