ブラッシングをしましょう

長毛の猫はもちろんのこと、短毛の猫にもブラシを掛けてあげましょう。

というのは、ブラシを掛ける癖をつけておくと、いざというとき猫に触るチャンスが増え、病気や怪我の発見に役立つと思うからです。ブラシを掛けたり抱っこしたりする癖がないと、体に触るチャンスが減って、「あれ、なんかここにシコリがあるな」とか「ここにプチっと虫に噛まれた跡があるのかな」とか、病気や怪我に気づけません。

前に飼っていたみぃちゃんは毎朝、家のまわりを散歩するのが日課でした。近居の猫を見つけて追いかけて行かないようリードを着けて、家のまわりを2周します。そして夏場はマダニに噛まれることが、2-3年に1度あり、ブラシを掛けているとイボのようなシコリを発見します。マダニは血を吸うと小豆のように赤く膨らんで噛み付いたまま離れません。無理に引き離すと皮膚ごと剥がれて傷になるので、自然に取れるまでそのままにするか、獣医さんに連れて行って取ってもらいます。

スーちゃんはブラッシングが嫌いで、うちに来て数年はブラシをまったく掛けれませんでした。そのために、痩せているのに気が付かず、危うく慢性の病院通いになることでした。もしブラシを掛けれたら、痩せ具合も分かっただろうし、抱き上げれば軽くなったことにも気づけたでしょう。

いつもブラシを掛けていると、ブラシを掛けてほしい場所と、掛けてほしくない場所も分かってきます。そして、いつもブラシを掛けているのに、きょうは同じ場所でも嫌がるな、というときは何か異変があるときで、注意してあげましょう。皮膚の病気や内蔵が腫れているなど、異変があるサインです。