スズキ、スプラッシュを試乗
去年だったかテレビ神奈川の「くるまのツボ」という番組でスズキのSPLASHという車を褒めてました。ヨーロッパからの逆輸入車で足回りがしっかりしているとか。前から見てみたかったので今日行ってみました。
■外観
隣に並んでいつスイフトと比べて顔がずんぐりしているけど、これはいいと思う。外装のデザインはお洒落。タイヤはコンチネンタル、車はハンガリーで組み立てているということで、タイヤも向こうのが付いてます。
■内装
乗り込んでみると内装はあっさり気味。インパネは少し変わっていて、大きなスピードメータの周りにシフト位置やバッテリーなどのインジケータが取り囲み、さらに外側のガラス面にはエンジン警告などイグニッションONのときに点く警告系のランプが浮かび上がる。
スピードメータは200km/hまで切ってあるのも国産車にはない演出。っていうか向こうのまま。
シートはアップライト気味で背筋をピンと伸ばして乗るスタイル。ハンドルにテレスコがついているかは確認しなかったけど、結構、軽トラック的はハンドル位置関係だった。
シートは固め。長時間乗っていても疲れない感じ。大きさは十分あるのでせまっ苦しくはない。この辺もヨーロッパの味付け。
■走り味
まず、ウィンカーを出そうとしたら、「ピコッ、ピコッ」と電子音がする。最近のは「カチ、カチ」というのが多いから、この音に少し驚く。可愛い音だからいいけど。
足回りは想像どおり固め。日産のDUALIS(デュアリス)に似ていると思う。スピード上げると安定するけど、裏道をチョコチョコ走るには少し固いのが気になるかも。私は好きなほうだけど、一般にはどうかな。
変速はCVTでエンジンは1240ccでトルク重視型。アクセルをガバッと踏み込むとエンジン回転数が徐々に上がっていく味付け。むかし、日産のティーダに乗ったときは、同じことをすると、まずはエンジン回転がブィーンと上がってから速度が後からついてくるのとは明らかに違う。 そういう味付けだからか、アクセスベタ踏みでエンジンが反応してきているのかイマイチ感覚が分からない。これがエンジン出力がもっとあれば、加速感があるから反応がいいんだけど。アクセルはベタ踏みして床につくタイプなので、どこが限界かは分かりやすい。アクセスがズボッと押し込まれて、どこまで踏めば限界か分からないペダルって多いでしょ。あれとは違います。
■総合
試乗から帰ってきて似たような値段でスイフトに座ってみると、内装の仕上がりが1枚上手。だから乗り味はSPLASHのほうがいいけど、座ったときの満足感ではスイフトの上手でお買い得感がある。その辺がスプラッシュの弱点かな。高速道路を走り比べたらスプラッシュもありだと思います。