フーガハイブリッドに試乗してきました

日産はEVのリーフで盛り上がっているときですが、ちょっと前にフーガのハイブリッド版を出してきて、こっちのほうもかなり気になるところです。あのサイズでハイブリッドといえば、LEXUSのLS600hぐらいが比較対象ですからねぇ。実はハイブリッドシステムをトヨタから持ってきたという話も聞きますが、どうなんでしょ。
天気良かったので試乗に出かけました。飾ってある店は近くにありますが、どこでも試乗車がおいてあるわけではないです。神奈川県内など4店舗しかないそうで。
乗り込んでイグニッションをスタートさせるといきなりエンジン始動。あれ?実はドアを開けたままだとエンジンがかかります。同じくONのままドアをあけて外に出るとエンジンがかかって、そのままエンジンは回りっぱなし。これはOFFになっていないことを気づかせつために、わざわざエンジンをまわりているのだとか。
運転席に座った感じは椅子の座面が広い。広いのでちょうど中心に座るのが難しいかも。インテリアは銀粉を散りばめた不思議な木目でした。全体的に派手さはないです。LSのほうがデザインに斬新さがありますね。目の前にあるタコとスピードメータが大きいこと。大きくて見やすいのだけど、文字盤表面が蛇の鱗みたいでへんなシボがついてます。
トランクは十分おおきく、奥行き部分がバッテリで塞がってますが、私としては全く困らないサイズです。ゴルフバックを2個ずつ縦積みにすると4個入るようです。内側に積み方のシールが貼ってありました。
店をスタート。図体が大きい、でもスーっと発進して電気自動車みたい。バッテリが満タンなのであまりエンジンが介入してくるタイミングはかなり遅くて、電気自動車にちかいハイブリッドです。ですが、すぐに違和感を覚えるのがブレーキのきき具合。なんていうかなー、踏む力と制動力が比例してません。踏み始めは比例してるけど、だんだん効きづらくなるって感じ。グッと踏んでもガツン!と効きません。
あと、速い速度から静止すると、止まる2mぐらいからガクガクと制動力に段差があります。ミッションがつながったまま、2速、1速とシフトダウンしているような感じです。特別な状況でなくとも、この現象はかなりの頻度で体感します。ちょっと高級車らしくねぇ。速度が上がってエンジンが回ってクラッチがつながるときも、ガクッとショックが出ることがしばしば。今回は街乗りだけです。
私はLS600hの雰囲気を想像して試乗しにきたのですが、大きなGS450hという感じに近いです。LSほど滑らかや静かではなく、GSよりも大きくて、クラウンハイブリッドのように運転する味を消しているわけでもない。価格表をみてちょっとビックリしたんですが、FUGAハイブリッドのほうがGS450hより安いんですよ。あれ、FUGAは日産のフラッグシップモデルじゃなかったっけ?それのハイブリッドだから一番高いと思ってたらそんなことなかった。
そういう点からすれば、フーガハイブリッドはかなりお買い得ではあります。あのブレーキだけ何とかしてくればね。
次はリーフに試乗したいものです。もうリーフが販売を開始しましたが、補助金の手続きなどいろいろありまして、最初に納車されるのは2月ごろになるそうですよ。初めての電気自動車なので販売店側もかなり手間取っているようでした。