マツダCX-5に試乗してきました

ハイブリッドがエコカーの代名詞的になる中で、マツダは電気を使わずエンジンの効率をあげることでエコを目指している数少ないメーカー。デミオの圧縮率の高いガソリンエンジンも興味があったけど、このほどディーゼルが出たのでCX-5の試乗に行ってきました。
日本ってディーゼルエンジン少ないからねぇ。最近乗ったディーゼルといえばE350のブルーテックだったような。尿素で中和するってやつ。でも、エンジンがでかくて重くて、前に体重かかってます!って感じでした。今度のCX-5はどんなんだろうと思いましてね。日産もエクストレイルでディーゼル出してたけど、最初は確かマニュアルしか用意してなかったので、試乗しに行くタイミングを逃しました。
CX-5のディーゼル版試乗車はどこにもであるわけでなく、3月から順次準備しているみたいです。だから、今日は、いつもの近くのディーラーでなくて、ちょっと離れたところへ。
遠目に見ると大きいのか小さいのかよくわからないんだけど、横幅が180cm超えていて、長さが4.5mで短めだから、長さが短いせいで大きくは見えないみたい。
エンジンをかけると、振動と音から、あ!ガソリンではないですね!とすぐに分かります。2Lのガソリンと比べると振動と音は大きなほう。でも、昔のディーゼルなんかとは比べ物にならないくらいガソリンに近いです。
車体が大きな割には出足が軽くて、これもトルクが42kgもあるお陰かと。コンパクトカー並の軽さです。街中を乗っている分にはモッサリ感は全く無くて軽快。エンジンの音や振動も走っていると全く気にならないですね。ただ、全体的に車内に入ってくるロードノイズや騒音は大きいので、気にならないのは相殺されているためかも。
アクセルベタ踏みして加速してみましたが、トータルの出力はないので中速から上の部分は速くないですが、普段使いにはとても使いやすいです。CVTでなく6速ATなのも変な吹き上がりがなくていいです。
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ボンネット開けると、これでディーゼル?と思うぐらいエンジンが小さい。大抵、同じ排気量のガソリンに比べて、ディーゼルのほうが2割増しぐらいにサイズや部品が多いものなんですが、あっけないぐらい普通。これでも低速と高速の2種類のターボが付いているというのだけど、どこにあるのかハッキリ分からなかったです。
ボンネット開けてると、ディーゼル特有の「チリチリ」というアイドリング音がよく聞こえますね。しかし、よくこんなにコンパクトで収まったねぇ。ガソリンのSkyActive-Gはトルクを稼ぐのに圧縮比を上げたらしいですが、このSkyActive-Dは軽く作るのに圧縮比を下げることを目指したとか。圧縮比あげると丈夫に作る必要があるから、シリンダーブロックとか重くなるんで。圧縮比を下げても点火させるのが難しいんだとか。
i-Stopというアイドリングストップが付いてます。水温が上がってバッテリー容量があれば止まるらしいです。試乗している最初は青い水温計が光って止まりませんでした。あと、アイドリングストップするように温まってからも、エアコンを入れたりしたらエンジンがかかったり。 再始動はまあまあ自然なほうです。
背の高い車は助手席側の側面を見るためのキノコ型ミラーがついているのがありますが、最近はカメラで解決するのが多くて、このCX-5はカメラ映像がルームミラーの端っこに映ってました。これ、どこかで似たようなものを見たことあるんだけど、今後の流行になっていくんでしょうか。
室内インテリアは、豪華な雰囲気は全く無いですが、キテレツな部分がなくて自然でいいと思います。
ルームミラー越しに見える後ろの視界は、リアウィンドウガラスが小さく感じられて、ちょっと死角が多そうでした。
これで260万ぐらいから手に入るので、割安の軽油、ディーゼルの燃費を考えると、長い距離を乗る人には経済的だと思います。ハイブリッドでSUVとなると選択子が殆どないですからね。