山下家に行ってきた

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山代温泉 山下家に行ってきました。昔は、「加賀の本陣 山下家」とCMしてた立派な旅館です。が、経営が行き詰って大江戸温泉物語に買収されて、2年ほど前に再出発したとか。加賀には温泉町が多くて、山代温泉、山中温泉、などなど、いろいろあって、地元の私でもよくわかっていません。だって、温泉旅館って高くてそんなしょっちゅう行けるところじゃないし。
で、近年は経営破綻した旅館を買い取って、安い料金で回転率をよくする経営方法が流行っているようです。似たようなのに湯快リゾート系列があって、同じく加賀の温泉旅館を買い取っているようです。
値段は手頃で、1泊2食付で4人1部屋なら6700円。年中同じ料金らしいです。両親はこの手の旅館を同窓会とかで利用するらしいけど、我々は初めて。昔は1泊1万5千円~ぐらいしてたと思うのだが、この料金にするためにどんな工夫がされているのか、ちょっと興味があった。
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まず、玄関のお出迎えなし。駐車場を案内する人が一人。あと、チェックインに人はいるけどロビーに荷物を運ぶような人もいない。今日は500人以上泊まるらしいが、とにかく従業員を見かけない。みんな、値段相応だとおもって思い思いにやってるから、特に不満もない模様。浴衣は自分のサイズに合わせて勝手に持って行って頂戴って。
チェックインして部屋に入ると既に布団が人数分敷かれている。夕食、朝食の食事券を渡されるので、決まった時間帯に好きに食べにいく。この山下家、3回に分けて建て増しされたらしく、エレベータを乗り継いで横方向に移動しながら隣の建物に移動する。最初は迷子になってしまった。
夕食はもちろんバイキング形式。やっと料理を入れ替える従業員に出会う。ほんと、500人以上泊まっているのに従業員は20人ぐらいしかいないんじゃないだろうか。
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バイキング形式は貧乏性なもので、いいと思ったものは手当たり次第取ってしまう性分。だが、ダイエットで胃が小さくなっているので、なかなか食べれない。あー、もったいない。
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食後、毎日、落語をやっているというので行ってみた。男と女の二人の落語家がいたけど、女の人のほうが年季が入って上手だった。生で聞いたのは初めてだな。
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ちょっとゲームセンターに寄ってみたら、いつものプリクラマシンが。最近のは目を大きくしたり、色白にしたり、小顔にしたり、いろんな機能がついているのだが、このマシンは綺麗に撮れるだけだった。
朝食も同じくバイキング。毎食そんなに食べれないよ。バイキングはエコなんだろうか。両親いわく、料理は湯快リゾートのほうが良いそうだ。 個人的感想としては、スーパー銭湯に宿泊施設をくっつけてバイキング料理を付けました的な感じ。とにかく人手が掛からないようにしている。それが安く出来る秘訣なんだろうな。
チェックアウトのころには、やっと掃除の人達に出会うようになった。11時にチェックアウトして3時にチェックインするまでの4時間の間に全部掃除して入れ替えるのだろう。それ以外は本当、従業員がいない。
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山下家の4階の風呂は大きいのだけど、屋上にある大露天風呂は、「大?」と首を傾げたくなるサイズだった。だって、洗い場が4つしかないんですけど。そこに20人もやってきたら順番待ち状態。目の前にあるロータリーにはこんなお風呂が別にあるのだが、これ、誰か入っているんだろうか。
というわけで、健康ランドのような温泉旅館ということです。手軽に行けるということで大人数で行くにはアリですかね。