プリウス問題に思う
だんだん大変な騒ぎになってきてますが、日本よりアメリカのほうではハイブリッド車のリコールだけでなくて、2007年からリコールにすべきものをしなかったんじゃないかとまで報道されています。まあ、そっちのほうが私は詳しく知らないんで、なんとも言えないんですが、日本で行われた記者会見を見て、ちょっとまずいんじゃない?と思ったことがあります。
というのも、プリウスのブレーキはお客様の感覚の問題で、ブレーキはちゃんと踏めば車は止まりますという記者会見の件。あの会見を見たとき、なぜか雪印の牛肉偽装問題の会見を連想しました。
だって、変ですよね。感覚の問題というより、車は感覚と予測で操縦する機械なんですよ。100km/hで走っている機械を誤差数cmぐらいで停止させるぐらい、人間の能力はすごいわけです。こんなこと、センサーを機械を使ってやろうとしたら結構高度な仕組みが必要になるわけで。この能力を自動車教習所で訓練を受けて養うわけです。で、一定のレベルに達したら機械を操縦できる免許がもらえるわけです。
この感覚が狂う機械を、「お客様の感覚の問題ですから」って言ってしまったら、根底が覆るわけでして。
そんなこんなで、どうなることやら成り行きを見守っている次第です。