アクティブハイビームアシストを検証


西富士から裾野への帰り道、すでに辺りは暗く街灯もないので、アクティブハイビームアシストの動作をじっくり観察することができました。
この機能、ONにしてハイビームにすると、先行車や対向車がいないとハイビームにして、感知するとロービームにするというものです。横浜の街中でONにしてもまったく動作しません。辺りの街灯が邪魔してぜんぜんハイビームにならないんです。これは街灯のない田舎道向けの機能です。一生使わない人もいるでしょうねぇ。
まず、動作する条件として時速55kmぐらいにならないと効きません。で、あたりに光るものがないと、ブィーンというぐらいの早さでハイビームになります。先行車の赤いライトを見つけると、ヒュン!とロービームに切り替えるのですが、普通のLOWじゃなくて、先行車の赤いライトにぎりぎり光が掛からないぐらいに落とします。カメラで認識してるんですが、赤い2つの並ぶ光源を先行車と判断しているようです。 先行車がカーブを曲がって視界からいなくなると、また、ブィーンと上がります。対向車のライトが見えると、またヒュン!と下がります。下がるのは一目散ですね。
でも、完璧じゃなくて、低い位置にある速度指示の明るい反射は対向車と思って下げるようです。が、それが近づいてくると勘違いだと思うらしく、ある程度近づくとまた上がります。光源の高さも判断材料みたいです。
完璧じゃないですが、暗い夜道で対向車が来るたびにレバーでHI/LOWをせわしなく切り替えるよりはずいぶんましです。
ちなみにスピードを上げるに従って、光軸を調整しながら段々遠くを照らすようになっているので、335iより視界はいいです。