フェイスシールド

フェイスシールド透明度比較

新型コロナウイルスで医療機関で顔を覆うフェイスシールドが不足していることから、3Dプリンタでフェイスシールドを印刷して届けることが行われています。その際、フレームは印刷するとして、透明のシールドに何を使うか、ですが、いろんな材料が試されています。ここで、代表的なものを実際に比較してみて、どの程度の差があるのか確認してみましょう。

比較する製品

比較するのは次の4つです。1つは一般によく使われているフェイスシールドを入れました。これとどの程度違うか興味があるところです。

アイリスオーヤマのラミネートフィルムは間になにも挟まないで熱で圧着したものです。4つを並べてみます。中華製フェイスシールド以外は2枚重なった映像です。

4つの製品を比較

1枚にして敷き詰めてみます。さあ、どうでしょう。見た目の透明度はフェイスシールドが一番透明に見えます。ただ、これだと、写真を取る位置によって、白っぽさが強調される場所とされない場所があって、よくわかりません。

フェイスシールド > KINGジム ≒ PLUS > アイリスオーヤマ

1枚で4つを比較

裸眼とシールドの比較

カメラの前に下半分だけシールドが掛かるようににして、上が裸眼、下がシールドになるように撮影してみます。カメラとシールドの距離は10cmぐらい。これではどうでしょう。フェイスシールドが一番。先ほどの比較ではKINGジムとPLUSが同じぐらいだと思われましたが、PLUSは映像がほんやりした感じになり、KINGジムのほうがよく見えます。アイリスオーヤマが意外とよく見えるので、順位としてはこんな感じです。

フェイスシールド > KINGジム > アイリスオーヤマ > PLUS

裸眼とフェイスシールド
裸眼とKINGジム
裸眼とPLUS
裸眼とアイリスオーヤマ

シールドを被った感じで比較

フェイスシールドを装着すると、シールドと目の距離はおよそ3cm程度になると思います。それと同じ条件になるように、今度はカメラの前3cmにシールドを置いて、撮影してみます。

やはり、PLUSはモヤモヤとして映像になります。KINGジムとアイリスオーヤマでは、若干、KINGジムのほうがスッキリした映像です。どうしてもラミネートフィルムを熱で圧着するので、多少、歪みが出るためだと思います。この結果から、視界のよい順番は、こんな感じです。

フェイスシールド > KINGジム > アイリスオーヤマ > PLUS

フェイスシールドを被ったつもり
KINGジムを被ったつもり
PLUSを被ったつもり
アイリスオーヤマを被ったつもり

コスト比較

透明で歪みがないほうが良いのに決まってますが、コストも気になります。中華製フェイスシールドは枚数によって随分値段が変わりますが、400円~70円程度です。KINGジムは100枚入りの場合、50円程度。ただし、切り離せば2枚採れるので、25円ぐらいでしょうか。PLUSは10枚入りしか見つからないので、25円程度、切り離して2枚採れば、13円ぐらい。アイリスオーヤマは100枚入りで700円程度なので、1枚7円ぐらい。ただし、ラミネーターを別に用意しないといけません。

まとめ

これから新型コロナウイルスと一緒に生活が続くので、フェイスシールドは一般でも普及すると思います。夏にマスクでは暑い。とくに接客ではマスクだと顔が見えないですから、フェイスシールドのほうが好まれるようです。7月からプラスチックゴミ削減で、レジ袋有料化が始まります。フェイスシールドはプラスチック製品ですから、これも大量に破棄されるとなると、レジ袋有料化ぐらいでは削減できないぐらいのプラスチックゴミが出ますね。シールドだけ交換して再利用可能なフェイスシールドは役立つのではないでしょうか。