Kindle Fire HDのアンテナを強化

KindleってAndroid機なんだけど、とても特殊でAmazon用にカスタマイズバリバリです。だから、普通のAndroidアプリを入れるのが面倒なんだけど、本当の目的はAR droneのコントローラなので、そんなことはお構いなし。大きなWiFiアンテナをつけることにしました。
まず、アンテナを取り寄せないと行けません。WiFiの屋外アンテナで平面タイプは日本でも売っていますが、ここは、参考にさせてもらったアメリカからネットで購入してみます。
お店はアメリカ、イリノイ州にある http://www.roc-noc.com/ というお店。ここでSRA24019という型番のWiFiアンテナを注文。アンテナは68ドルなんだけど、送料が71ドル? たっけー。本体より高いじゃない。でもUPSPなら3-5日ぐらいで届くというから仕方ないか。合計で139.8ドル。いま段々と円安になっているから、今のうちに買わないとね。
早速、出荷されてシカゴ空港に送られて、そこから荷物が動かないなぁ、と見張っていたら、いきなり日本郵便が配達にきました。火曜日に注文、金曜日の夜に到着です。
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これが届いたアンテナ。1辺が50cm弱ぐらいです。このままでは使いません。
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立派なケースで雨風大丈夫そう。これを開けると中に銀色の金属板が入っています。
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取外して裏返すと、ほら、この通り。パッチ型アンテナというらしいですが、16個ついています。1個でもノートPCに入っているのより大きそうなのに、さらに16倍! いけそー。
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次はアンテナをKindleに固定する方法です。タブレットを車載器として使うときに固定する道具を活用。ネットで千円ぐらい。吸盤でもアンテナの裏側にビッタリくっつきました。
アンテナにはケーブルがついていて、装置に取り付ける側はMMCXという小型の同軸ケーブル・コネクタです。さて、これをどうやってKindleにつけるか。
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こんなふうに必要なときにジャックをプツリと挿して接続できるといいんだけど。
まずは、Kindleを開けてみないことにはわかりません。そのために、俗称、殻割りツールも準備。これでKindleの隙間に差し込んで開いていきます。
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バラしていくとスピーカーの下にWiFiアンテナが入っているのを確認。このアンテナに接続している同軸ケーブルを外してコネクタをくっつければいけそうな予感。MMCXコネクタのメスって、この薄いKindleに入るんだっけ?
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これまたネット通販で3種類のMMCXジャックを発見。どれがいいかわからないので、とりあえず1個ずつ買ってみました。
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この部分に一番背の低そうなのを1個配置。こんな感じで設置できるといいんだけど。ハンダゴテでケーブル外してコネクタに移し替え。ちっちゃいので虫眼鏡が必要。なんとかハンダ付けはできた。あとはコネクタを外にだす穴を作らないといけない。 Kindleのケースはプラスチックなので、カッターで地道に削りました。ケースの上下を削り、スピーカー台の部分を削り、なんとかOK。
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こんな感じです。ホットメルト(ホットボンド)が手元になかったので、完全固定はしていませんが、ケースを閉じることができたので、あとはボンドで固定するだけです。
さて、これに巨大アンテナつけたらどれくらい遠くまで電波を受信できるでしょうか?