電気使用量の見える化で節電?
ウォーターベットの節電にはマイコンで自作した装置で対応しました。 そして、震災以来、ずっとこまめに節電しているつまりなんですが、いえ、つもりじゃなくて実際のところ、2年間、ずっと、前年同月比で減少しているんです。
が! 電気料金がいっこうに減った気にならない。 実際のところ減るどころかちょっと増えてる。 原発が止まって電気料金が値上げになって、頑張っても頑張っても料金は減らない。
じゃ、もうすこし細かく使用量を把握して手を打てばいいんじゃないの、と、マイコンで電力センサーを取り付ける方法をあちこち探していました。 しかしなぁ、自作するのは勉強になるからいいんだけど、結構めんどくさい。 結局、1万円ほど掛かりそう。 そして、ぶらぶら探しているところで、こんなものを見つけました。
この手の商品は2種類ほどAmazonで見つけたんですが、なんとなくこれにしてみました。今日は、これを取り付けてみようというお話。
セット内容はこんな感じ。送信機とセンサー2個、受信機、乾電池、ゴム手袋、説明書。PCにはUSBで接続できるんだけど、ソフトはネットからダウンロードして頂戴となっています。
電池を入れて、送信機の緑のボタンを押し、受信機の裏にあるSEARCHボタンを押すと接続完了。 この様子からしてBluetoothかZigBeeでないかと思います。だって、単3形乾電池3本で半年から1年もつそうですから。
ここまでは超簡単!なのですが、問題はこれから。このセンサーを分電盤に取り付けなきゃいけません。分電盤って管轄外でしょ? フタ開けたないですよね。ブレーカーが落ちた時ぐらいしかお世話にならない。
これが取り付ける分電盤。メインのブレーカーを切ってフタを開ける。
単層3線式なので、左のメインのブレーカーの下側から出ている、赤と黒の線に1個ずつセンサーをつけるんですが、狭い! とっても狭い。 メインのブレーカーを切ってゴム手袋して作業するんですけど、ちょっとこわい。 自信がない人は電気屋さんにやってもらったほうがいいかも。 どうしても2個とも下側に付けられず、1個はさらに上に回ったところでクリップしました。
受信機側はずっと0の表示だったのが、急に数字が現れました。0.91KW ? 910Wってこと? そんなに使ってる? てなことなくて、設定が230Vになってたので、100Vに変更したら、それなりの数字に。そう、この製品はもともとイギリスのものらしく、単位が230Vとかユーロとかがデフォルトだったりしますが、日本仕様になって、周りの表示が日本語になったり円が単位になったりしています。
表示は6秒ぐらいで更新されるようです。さて、誰が一番電気食っているんだの犯人探し。やっぱり、この電子カーペットがONになるだけで600Wとか上がってしまう。 あと電気ポット。こいつも保温しているとときどき大きくなる。 と、家の中をいろいろ探しまわって、どの電化製品がどれ位電気を食っているか、ON・OFFしながら調べて回ったのでした。
送信機を取り付けた分電盤ですが、最終的にはこんな感じになりました。ちょっと不格好ですが仕方ないか。
さて、次は受信機側にUSBケーブルをつないでPCにソフトを入れて読み取ってみます。このソフト、ちょっと挙動が怪しくて、いつも最前面にいるし、邪魔だから最小化すると、トレイに入るんだけど、トレイをクリックしても元の大きさに戻らない。 Win8.1には対応していないのかも。 ただ、データを吸い上げてグラフで見るぶんには問題ないから、そのうちのバージョンアップを期待しますか。
この装置。なんと2年分のデータを蓄積することができるんです。直近の1ヶ月間は1分単位で記憶するらしい。リアルタイムで見るときは6秒間で更新してます。ソフトの機能はいろいろあって、いくつかの料金プランと比較してみるとか、データをCSVで出してみるとか。 でも、日本の従量電灯のように使うほど単価が上がるような仕組みには対応できてません。 時間によって料金が変わるのには対応してます。
そんなわけで、今年はおトクなナイト10を試してみようかと、すでに申し込み手続きを始めてます。契約は1年単位でしか変更できないので、これでうまくお得になる方法を見つけようかと。