ネット経由で家電のコンセントを抜き差し

この前の冬は関東で大雪でしたが、富士山周辺も大雪でした。だから、2月はまったく富士山に来ていません。ところがです。誰も居ないはずなのに電気料金が6千円もしてビックリ! ウォーターベットはもったいないのでタイマーでOFFにしていくのですが、最大30日までしかOFFにできず、ずっとONのまま1ヶ月を過ごした結果、そういうことになってしまったようです。 といっても、雪で近づけず。
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びっくりしたことに、富士山5合目に行ってみたら、こんなにたくさん雪が残っていました。ざっと3mはあるでしょうか。こんなこと初めてです。頂上への入り口もこんな状態なので、案内の看板は押しつぶされて読めないし、「スキー・スノボ禁止」の立て札があったところで、とてもじゃないですけど、この雪壁を超えて入っていけません。
さて、ずっと行けない場合に、ウォーターベットの電源をネット経由でコントロールできれば良いわけなのですが、手頃な装置も売っていないことなので、マイコンボード Arduino で自作することにしました。
それにしても電圧5Vや12Vはいじったことありますが、さすがに100Vを制御したことがないので、ちょっと不安。
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秋月電子で探してたら、こういう回路があって、これに100Vの片側を通して、マイコンから5Vの電圧をON/OFFして制御できることがわかったので、これを使うことにしました。設置場所とADSLルーターは離れているので、WiFiメディアコンバーターで有線を無線に変換して、マイコンに乗せたWebサーバにアクセスすることにします。
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で、できたのが、この箱。ダイソーの100円のプラスチックの箱の中に、マイコン、LANカード、WiFiメディアコンバーター、USBアダプタ、スイッチング回路、を全部詰め込んで完成。
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一昨日から試験運転してますが、異常な発熱もなく大丈夫そうです。 マイコンや回路より、USBアダプタやWiFiメディアコンバーターのほうが電気食ってそうで暖かい。 
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これ、ウォーターベットのコントローラー。28度が設定温度になってます。電源をコンセントから抜き差ししても設定は消えませんでした。よかった。 さて、これでこまめに電気を切っておけば、どれぐらい節電できるでしょうか。 ただ、入れ忘れてしまうと、冷たいベッドで寝ることになり悲惨なのですが。
この装置、リモートで電気をON/OFFするので、「RemoDen」と命名したのですが、作ったソフトやドキュメント一式は、Facebookのコミュニティにアップしておいたので、興味があったら以下のページへどうぞ!
https://www.facebook.com/groups/BricRoboUserCommunity/