ドローンちゃんのキャリングケース製作

最近、ちょっと空撮熱が冷めてまして。え?まあ、昨年のテーマでしたから、今年は別のを。 で、なにが原因かといいますと、1つは持ち運びが結構めんどくさいわけです。 もともと入っている箱が大きいので、これを車に積んで移動するのが大変なのです。 そんなわけで、もっとスマートに持ち運びできるケースがあるんじゃないかと探してました。そしたらですね、海外では専用ケースが売っているんです。 例えばこんなの。 または、こんなの。
しかしですねぇ、みんな100ドル以上するし、輸入の輸送費考えると、1.5万円は超えることは確実。 で、ウロウロしてたら、自作している方を発見! このHPを参考にさせてもらいました。 この方、AR Droneに足を付けて歩かせたり、いろいろおもしろいことしてます。
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で、サイズを頼りにAmazonで材料を捜索。アルミケースTRUSCO(トラスコ) プロテクターツールケースキャスター付、この2点があれば作れそうです。
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さっそくアルミケースの改造から。中の仕切りを取り払い、周りの仕切りを押さえているゴムの内張りも取り除きます。
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まわりのゴムは手で丁寧に引っ張ると綺麗に外せます。べったりノリが付いていなくてよかった。
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外し終わるとこんな感じ。底に薄いゴムが敷いてあるのはそのままです。
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猫を飼っている場合にはご注意ください。すぐに占領され作業をシャマしてくれます。
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スポンジの波型でない平らな方の加工します。ケースにあてがって、はみ出た分をちぎります。このスポンジ、平たいのは切れ目が入っているので、簡単に切り取ることができます。
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中に敷きこんだら、今度はAR Droneを置いてみて、真ん中あたりから指でスポンジをむしりとりながら穴を開けていきます。敷いてからでも大丈夫。切れ目は片側面から入っていて、反対面はギリギリ繋がっているので、繋がっている方を上にして底に敷きました。
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スポンジをどういう形に穴を開けるかですが、スポンジの切れ目の位置に微妙な個体差があるようで、実際にAR Droneを置いてみて、調子を見ながら開けていくといいです。参考にさせて頂いたのと多分同じ形にできたと思いますが、最後はこういう形になりました。
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ドローンちゃんがギリギリ入る大きさです。この内寸と同じか、それ以上なら別のケースでも大丈夫でしょう。
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次はアルミケースの蓋の裏側に取り付ける波型スポンジですが、購入したスポンジには厚さが2種類あります。どっちがいいんだろうと、最初は分厚い方を入れようとしました。しかし、これでは厚すぎて、AR Droneをかなりの力で上から押さえつけるので無理そう。結局、薄い方にしました。
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波型スポンジには切れ目が入っていません。はさみで切ることになります。しかし、谷間に沿っていけば普通の鋏で綺麗にきれます。
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切り取る量なのですが、山が3個分でちょうどいい感じでした。左側は分厚い方を2個切り取ったもの。これだと蓋に収まりきらず真ん中が膨れます。 右側は薄い波型スポンジを山2つ分切り取って、それでも大きかったので、もう1山切りました。
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出来上がったケースにドローンちゃんを入れて蓋を閉めると、わずかにこれぐらい浮きます。この分が押さえつける力になるわけです。
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このケースは元の箱の厚みとほとんど変わりません。周囲のサイズは小さいです。もちろん、室内用ハルは入りませんからご注意を。
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で横からみて体積比を測ってみたら、47%になってました。重さはAR Droneを1つと、バッテリー3個を入れて3.15kgです。もっと重いかと想像してたのですが、これならショルダーバッグのように肩に掛けて持ち歩いても疲れなさそう。 ちなみに中身をいれないで、ケース+スポンジでは2.48kgでした。
まだ、作ったばっかりで持ち運んでいないのですが、このGWにはこのケースに入れて連れて行く予定です。

完成した様子はこんな感じです。 どうです、いい感じでしょう。 お一ついかがですか? 材料費4861円、製作時間1時間でした。