3Dプリンタの作品を台座にくっつける方法

えー、ちょっとご無沙汰しております。今年の夏の水中ロボコンに出場しようとロボット製作中で忙しくてブログ書いている暇がありません(^^ゞ
で、今日は3Dプリンタの話です。なんでも印刷して作れる無敵の3Dプリンタですが、苦手なものがありまして。実は水に弱いというか漏れるというか。積層して形成していくので、その層が重なる部分に微妙な隙間ができることがあります。あと針の穴より小さい穴とか。こういう隙間や穴は地上で使うものではたいして問題にはなりませんが、水の中に沈めて使うとなると問題発生。とくに水中ロボットでは、穴から中に水が入り込んで重さが変化して浮力が変わってしまいます。
そこで、この隙間や穴を埋める方法ですが、最初は塗料を塗ってました。お風呂場で使うようなアクリル系の塗料とか。ところが最近は水性で乾きがよくなく、食いつきもイマイチ。乾くまで放置しないといけないので時間が掛かります。 あとABSを溶かすアセトンを塗って表面を溶かす方法。これはいい方法なのですが、穴を見つけてコシコシ埋まるまで表面にアセトンをこすりつけて溶かして埋めて、となるとちょっと面倒です。
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で、1ヶ月ほど前に見つけたのは、3Dプリントで出たABSフィラメントのクズをアセトンで溶かして、これを塗料のように塗る方法。3Dプリントしたことある人なら、無駄になってしまった作品やフィラメントがたくさんあるはず。 これ、もったいなくて捨てれないんですよねぇ。 これを瓶にアセトンを入れて、適当な量のフィラメントを入れてほうっておくと、数時間でドロドロの液体ができます。
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これ原液。これをそのまま部品に塗って穴埋めにしてもいいし、塗りにくいときはアセトンで薄めてあげるといいです。 なんせフィラメントと同じ材料なので相性は抜群です。 そして接着剤としても使えます。 一番いい方法は、最初に接着する2つの面にアセトンを塗って表面を少し柔らかくてして、その次にこの原液を塗ってから密着。アセトンは乾くのは早いので、数分でかなり強度が出ます。 最近はこの方法を使って部品の水密性を出したり、接着したりしてきました。
さて、3Dプリンタの一番の悩みが印刷物が台座から剥がれてしまって失敗作になってしまうこと。もともとプリントする前にピットノリを台座に塗っておくのがDavinciのお勧めらしですが、そのノリも無くなってしまったあとは普通のピットノリを使っていました。でも、これを塗るのが面倒くさい。塗りたくって使い続けるうちに台座にだんだんノリの層が厚く積もってくるので、毎回、絞った雑巾で拭き取ったり。
あとはマスキングテープを貼るとかスプレーのりを使うとかいろいろ世間では方法が紹介されてますが、このABSフィラメントを溶かした液体を台座に塗ったらすごく着きがいいんじゃないかと試してみたら、すごくいいんです。 
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濃い原液を塗るのじゃなくて、原液を塗った筆をアセトンで洗ったあとの汚れたアセトン溶液を使います。つまりごく少量だけABSが溶けたアセトン溶液。これを筆で台座に塗ると、アセトンは直ぐに乾いて表面が薄汚れた感じになります。これがとてもいいんです。なんせフィラメントと同じ材料で台座表面をコーティングしたようなもので、着きが最高。プリントして剥がしたあとは薄くなった汚れの部分を、また薄い溶液を塗って慣らしてあげれば引き続き使用可能。それに直ぐに乾くので直ぐに作業できます。
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ピットノリだとプリント終了後に台座の温度が下がってくると、ひとりでに作品が台座から剥がれてくるぐらいの接着能力しかないですが、この薄々溶液を塗る方法は、温度が下がっても結構くっついています。なので作品を外すときには薄いヘラがあったほうがいいですが、それはDavinciに付属しているのを使えば十分。 台座との設置面が細かったり、長くて反りが出やすいのも一発出力。 Davinciソフトに付いている「ラフと」「底辺」という出力オプションを使わなくてもOK
というわけで、3Dプリントで台座への着きが悪くて悩んでいる方は一度お試しください。この方法、不要になればアセトンで台座を拭いてあげると綺麗に元通りになります。

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