灯油高騰と薪ストーブ

今年はガソリン高騰が話題になったが、今度は灯油が高い。18リットルで1200円を超えている。去年は800円前後だったような。近年で一番安いときは680円ぐらいだったことを考えると2倍近い。北海道は10月あたりから暖房してて灯油が高くて大変だそうだ。関東地方もそろそろ暖房を入れ始めたろうし、灯油を買ってみてビックリしたひとも多いだろう。
ニュースで薪ストーブが人気で、だるまストーブ(私は実物を見たこと無いが)の工場はフル生産でも生産が間に合わないという。みんな薪はどこから入手するのだろう。裏山でも持ってるなら間伐材を切り出せばいいが。
家にも薪ストーブがあり、近年は火をつけるのがめんどくさくって使ってなかった。でもあの灯油の値段を見たら少々邪魔臭くても使ってみようかと思う。幸い、去年ベランダを作り直したときに出た廃材が沢山あり、一部は産業廃棄物として回収されていったが、ドッサリ一山、大工さんが残していって、「これって薪ストーブで燃やせってこと?」とアリガタ迷惑と思っていたが、今は役に立っている。
薪ストーブは灰の後始末が面倒だが、非常に燃焼効率がよく、薪を大量に燃やしても、出る灰はほんの少し。殆ど跡形も無く燃えきってしまう。普通の薪なら1日2束もあれば十分なのだが、ベランダの廃材はよく燃えて乾ききっているので4束分ぐらいないと1日持たない。同じ体積でも重さが半分ぐらいしかないから、結局は重量とエネルギーは比例している。薪は火がついて最初のうちは内部からガスが出て燃え、そのうち炭のようになって炎を出さずに燃え、最後には少量の灰になる。実は顔をほてらせながらゆらゆら燃える炎を見つめてボーっとしているのは結構リラクゼーションだったりする。