大谷石の大空間、なかなかの迫力

昔はどの家の塀にも大谷石がよく使われてましたが、耐震性か費用の問題で最近はあまり見かけなくなりました。この大谷石は大谷という地名のところから採れるから、そう呼ばれているらしくて、その石切り場が地下都市のように広がっているというので、一度みたいと思ってました。
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場所は宇都宮駅から10kmぐらい、車で30分もあれば着きます。近づいていくと周りの家の塀がみんな大谷石になり、蔵の壁も大谷石でできていて、そもそも裏山が大谷石でできているという具合です。この辺はどこを掘っても大谷石が採れるんでしょうね。この大谷石資料館の駐車場も大谷石を露天掘りした跡地らしいです。
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階段を降りて行くとだんだん気温が下がってきて、最終的に3度。冬だから厚着して行きましたが、夏は涼しいを通り越して寒いでしょうねぇ。とても大きな空間なので、映画やCMの撮影、新製品発表会などに利用されているそうです。世界を見渡しても、なかなかこれほどの巨大地下空間はなさそう。
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冬になると石の塩分が結晶になって綿毛のように出てくるんですが、試しに舐めてみましたけどしょっぱい感じはしませんでした。これは本当に塩分なんでしょうか。ミネラルだと思うんですけど。
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近くには大谷公園という、これまた石切り場だったところを公園にした場所があり、その壁面には大きな観音様が掘ってありました。なかなか立派なものです。大谷石資料館は宇都宮駅から近いので、近くにいったら立ち寄ることお勧めです。 暖かい上着を忘れずに。