ベンツE350カブリオレにドラレコをつける

最近、イキリだった運転する輩や無保険車が増えてきたというので、ずっとパスしてきたドライブレコーダーをつけることにしました。しかし、フロントガラスには元々のカメラがありカバーが邪魔してエレガントに取り付けられないし、今回、360度映るカメラだとカバーが影になって思い通りにならない。そんな理由からアダプタを自作して邪魔にならないルームミラーの後ろに取り付けます。

ここにつけたい!

もともとフロントガラスになんでも取り付けるのは視界の邪魔だし安全でもないので嫌いです。取り付けるなら、このルームミラーの後ろに隠したい。でもそんな宙ぶらりんの場所には固定できないのでアダプタを作ってみます。

ここに取り付けたい

カバーのスリットを利用して固定

フロントカメラのカバーにはスリットが入っているので、この隙間にネジを通してアダプタを固定する方法を考えました。これなら切った貼ったしないのでネジを外せば無傷で元通りになります。このスリットは傾斜した切れ込みで、2mmのボルトなら周りに干渉せず入ります。

スリット利用した固定方法

アダプタの設計

実は最初に作ったアダプタは目測でした。これだとドラレコがルームミラーに当たって取り付けられないことがわかり、更に支柱を伸ばしましたが振動で揺れそうな恐れがあったことから、素直にカバーを3Dスキャナで形状を測ってカーブにフィットさせ、前後のスリットでアダプタを押さえる方式にします。

3Dスキャナでカバーのモデルを作成

ここまでで3種類のアダプタを作成しました。奥が初版、手前は支柱を移動させた第2版、真ん中がスリット2箇所で固定する第3版。

第1版から第3版までのアダプタ

アダプタの調整

第3版をカバーに取り付け、車に戻してみます。カバーとルームミラーとの間にかなりの余裕があります。もう少し詰めることができそうです。

いい感じだが余裕がある
倒せば下から画面が覗き込める

試運転をしてみて

試運転をしてみました。ほぼOKなのですが、ドラレコが完全に垂直にならないのと、ルームミラーの後ろがアダプタの先に干渉して、ルームミラーの向きが完全に思い通りになりません。さらにアダプタに改良が必要です。

ルームミラーに干渉する部分がある

最後の調整

アダプタの端を削って支柱の位置を少しずらし第5版が完成しました。これで完璧です。

完成した第5版
下から覗くとこんな感じで装着
運転する位置からみた風景

アダプタの3Dモデル

このアダプタはA207にしか適合しないと思いますが載せときます。クーペのC207でもカバーの形が違うのではないかと思います。同じならラッキーです。印刷して2つを貼り合わせると完成します。スリットに留めるネジはM2x10mmが4本です。STLファイルです。

アダプタの3Dモデル、2つを貼り合わせる