モデル3のディフューザー当たる問題

納車から帰ってきて駐車場に入れようとしたら問題が発生。なんとモデル3のリアの車高が随分と低くて後ろの段差に当たるのです。さてどうするか

考えもしなかった車高

モデル3を購入する前にポルシェのパナメーラを見に行きました。パナメーラの全長は5.04mあり車庫に収めるにはかなりバックする必要があります。車庫の後ろには高さ18cmの段差があるので、これに接触しないか心配でメジャーを持って試乗に出かけました。パナメーラのリアの車高は17cmぐらいで間違いなく接触しますが、エアサスで車高調整ができるので、駐車するときに車高を上げてバックすれば問題なしと判明。しかし購入には至らず。

モデル3の全長はこれまで乘ってきたBMW 325iカブリオレ、メルセデスCLK320カブリオレ、BMW 335iカブリオレ、メルセデスE350カブリオレ、すべて全長は4.7m程度だったので後ろの車高はあまり気にしてませんでした。それに坂道の上りでリアが擦らないようにどのクルマも角度がついて持ち上がっています。

モデル3のディフューザー

モデル3の全長も4.7mぐらいなのでこれまでと同じでまったく気にしていませんでした。ところがです。いざ駐車場に入れようとするとリアが段差に当たります。なんとリアに立派なディフューザーがついているのですが、その数枚のフィンがかなり張り出していて邪魔なのです。この黒いフィンが出ていなかったら接触しないかも知れませんが、それでも他のクルマと比べてリアが切り上がっていません。空気抵抗を減らすためのデザインだと思いますが、こんなことは初めてです。

段差で擦りそうな部分
フィンが沢山並んでいる
フィンが4枚並んでいるの

どうする?モデル3

このままでは十分に後退できないので駐車場の門扉が閉められません。どうする?モデル3。段を削って取り去るのが確実ですが、タイルを貼ってキレイにしてあるのをまた壊すのも勿体ないし第一お金がかかります。1つのアイデアとしては後輪部分だけ乗る台をレンガで作って、後ろ全体を持ち上げる方法です。赤レンガのサイズで設計したところおよそ100個のレンがを敷き詰める必要があり、総重量が240kgぐらいになりそうです。フィンの正確な高さをレーザー計測器で測ったところ地上から17.2cmです。段差は18cm、レンガの短辺は6cmなので敷き詰めれば十分クリアできそう。庭にあったレンガを並べて後輪を乗り上げて実験をしてみました。大丈夫そうです。

フィンの最下点は地上から17.2cm
レンガに乗り上げて実験

レンガの調達

100個のレンガを手に入れるためコーナンPROと島忠を回ってみました。島忠には1個138円で十分な量の在庫があります。ラッキーにも外構でお兄さんが作業をしていたので100個買って貸出トラックで運びたいと言ったら手伝ってくれました。そのとき振り向くと30x30x3.5cmの板状のブロックが。こっちのほうが大きくて安定してるし3.5cm持ち上がれば計算上大丈夫なはず。と、急遽、板状のカラーブロックを24枚買って帰ることに。店員さんがトラックへの積み込みも手伝ってくれて本当に助かりました。ありがとう島忠! 

24枚のコンクリート板

問題解決

家に運び込み並べてトラックを返し、今度はモデル3に乘って帰って入れてみます。見事にディフューザーは当たらずクリアしました。念のためトランクに体重を掛けても接触する様子がないので、荷物を載せても大丈夫のようです。ここまでバックできれば門も閉められ安心です。そんなこんなで思いもよらない事態でしたが解決しました。似たような駐車場を持っている方、全長が短いからといってリアのクリアランスにはお気をつけください。

3.5cm持ち上がった状態
ディフューザーの接触回避