グレーちゃん臨終

3
昨日は台風で酷い雨だったが、グレーちゃんを保護したときのほうがもっとすごい雨だった。雷もたくさんなっていたし。降雨マップで見ても、激しい雨を示す赤い点がなく広範囲に降っているだけ。あの日のほうがすごかった。
今日は会社で朝から打ち合わせがあるのでいつもより早く病院に行く。看護師さんが出勤してくるより一足早くついてドアを開けてくれるのをしばらく待った。グレーちゃんは生き延びただろうか。看護師さんがやってきて入り口を開けてくれ、みぃちゃん先生が出てきた。「どうでした?」と聞いたら「駄目でした」と返事が。やっぱり駄目だったかぁ。いや、昨日の朝のように「まだ持ちこたえてます」という言葉も半分期待してたのだけど、無理だったか。
部屋に通されてグレーちゃんに面会。もう呼吸のお腹も動いていなかった。触ると微妙に暖かい。先生は3時ごろまで見てたそうで、そのころはまだ息があったという。死後硬直も少ないので、明け方に臨終したのだろう。
火曜日の土砂降りで保護していなかったら、あのまま野垂れ死にしただろうから、火曜の夜からの2日半の間だったが、最後を屋根の下で過ごせて、ちょっとは楽できただろうか。よく頑張った方だと先生も言ってるし。
葬儀を挙げるともっと悲しい気分になるから、保健所に引き取ってもらうようお願いした。そういえば保護した後のグレーちゃんを撮影してなかったので、臨終したあとだけど何枚か携帯電話で残しておいた。以前にHPで紹介した記事にも元気な頃のグレーちゃんが映っていたな。昨日から頭をなでても無反応なので、臨終してから撫でてやっても殆ど変わらないのだが、やっぱり息をしていないと感覚が違う。十分お別れを告げてから会社に行った。
夕方、治療費の清算をしに病院に寄る。掛かった費用は総額で約5万円。血液検査2回、生化学検査10回、血液電解質検査3回、点滴3日、レントゲン1回、ウィルス検査2回、注射6回、その他入院や時間外診療。おー、3日で随分いろいろ手を尽くしたのだけどなぁ。あそこまで痩せていたら無理だったか。それでも野良だったので1割引いてくれて4万6千円。この前、タマちゃんを拾ったときも随分お金掛かったな。タマちゃんはあまりに小さいので預かり料金は猫の1ランク下のウサギレベルにして貰ったし。
もう脱落者が出ないことを祈る。頼むよみんな。>駐車場の子たち

カテゴリー: