BMW i3に試乗してきました

もう4月の後半でGW前だし、そろそろi3が試乗できるんじゃないの? とWebを検索したら出来るじゃありませんか。というわけで、この前、展示前の車庫にあったのを見せてもらったディーラーに行ってきました。
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店内にも1台飾ってあります。右奥に見えるのはBMW純正の家庭用充電器。これだけで12万円するそうな。カッコイイけど、これをガレージに付けるなら、家を立てる時からデザインに入れないとね。Panasonicの充電コンセントなら1万円しないというし。
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クルマの細部の話は、前回の「BMW i3を見てきました」を参考にしてもらうことにして、きょうは試乗だけの話。
これはハンドルの隙間から右側前方をみた写真ですが、この右側にPの文字があるボタンと出っ張った部分がコラムシフトのようなものになってます。で、レバーを上げ下げするんじゃなくて、右側の大きな摘みを回します。ハンドルの影になってちょっと見にくい位置なので、初めてだと、どうやって走りだすか分かりませんでした。隠れてますが、START,STOPボタンは別にあります。
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これはナビ周りの風景。最近のBMWのと大体同じ感じ。
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手元のダイヤルもいつもの雰囲気。だから、コラムシフトの部分以外は、BMWを運転している人なら操作に迷うことはないでしょう。
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このドアは後ろが観音開きなので、こんな風になります。この前もレポートしましたが、運転席のドアを開けないと、後ろのドアは開きません。その辺はちょっと使いづらいかと思います。
さて、さっそく試乗に出かけます。Readyになってブレーキを外すと、ほんとゆっくりとクリーピング。道路に出てアクセルを踏むと、シュイーン!という感じで加速していきます。なかなかいいです。で、アクセルを放すとあっという間に減速。ふつうにブレーキを掛けているよりも減速するかも。とても回生ブレーキが強いです。i-MiEVのなんとかモードという回生ブレーキが効くやつより更に効きます。テスラのモデルSも効く方でしたが、それより効きます。 赤信号になってアクセルを戻して減速しますが、放すをあっという間に止まるので、放すというより戻すです。 で、最後は時速1kmぐらいになるので、そこでブレーキで完全停止。運転していると見えませんが、アクセルOFFにした時点でブレーキランプは光っているそです。そりゃ、この減速感だと、ブレーキランプ光らないと、後続の車はビックリするでしょう。
加速はEV特有で、モデルSほどではないですが、ガソリン4リッターのV8エンジンぐらいの加速力はあります。それでもモーターだから反応がとても速くて、隣のクルマの前に出て入るとか、なんのストレスもなく、ササッとできちゃいます。 すごく運転しやすい。 いやー、いいなぁ、このラジコンのような俊敏さ。車高が高いのでまわりは見やすく、少し左右に揺れが大きいことがありますが、バッテリーを床下に積んでいるので安定感はあります。
とてもいい。どんなガソリンを持ってきても、こんな風には走れません。しかし、やっぱりネックは値段。レンジエクステンダーがついていないと200kmしか走れない。そして値段は499万円。レンジエクステンダー付きだと546万円。補助金があるけど、値段と距離を見比べると、なかなかセカンドカーにしては高い。
お店にやってくるお客さんは、リーフやi-MiEVに乗っているひとが圧倒的に多いんですと。みんな、自分のと見比べにやってくるんですね。 まあ、この滑らかな走りになれちゃうと、もうガソリン車に乗る気になれませんからねぇ。
BMWらしいかどうかは別として、電気自動車としてはとても良く出来たクルマでした。
そうそう、乗る前の電費は6.6km/kWhと表示されてました。みんなどんなふうに走るか分かりませんがけど、試乗車のメーターはたいていの場合、最悪な値になっています。これから計算すると。1kWhあたり25円として、100円で26.4km、レギューラーが150円としてリッター39.6kmぐらいの計算になります。さて、この値はどうなんでしょう。