海洋ロボコンに出場してきました

沖縄で開催された海洋ロボコンに出場してきました。大会は金曜日のプレゼンから始まりますが、その前に、競技会場を確認しておきたくて木曜に前入り。会場は那覇市の「波の上うみそら公園」の一角です。
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到着したら、既にお仲間が練習調整をしていました。そこで我々も海中の様子を知るために、水中ロボットクラゲちゃんを投入。 予想では、透き通る水で遠くまで見えて、魚が一杯泳いでいる映像でしたが、あまり澄んではいません。2メートル先の浮かんでいるブイは見えるんだろうか、って感じです。
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ここに来る前に、DIY店によってクレ666のスプレーを調達。だって、スプレー缶は飛行機に乗せられないし。これがないと金属をサビから守れないんだな。
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金曜日、琉球大学で開会式をしたあと、最初はプレゼン。持ってきた水中ロボットについて、いろいろアピールして、それが100点のうちの20点の点数になります。 まあ、あとで結果を見てみたら、 どこも殆ど点数に差がなく、15-17点の間に収まっていました。 要するに、水中での競技で結果が決まります。
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プレゼンと平行して競技会場では試走もやっているというので、急いでクルマで引き返し海へ。我々のチームは3人しかいないので、平行して試走開かれてもねぇ。 他のチームみたいに5人も10人も人がいないので、作業分担なんてムリよ。

土曜日、今日は予選です。水はだんだん綺麗になり、2mぐらい先ならブイは見えます。2つのリーグに分かれて2回ずつ競技し、点数の良かった順に、次の日の決勝トーナメントの場所が決まるという仕組みです。 まあ、失敗しても予選落ちするわけではないので、まずは確実に完走して満点を取ることですわ。 予選のルールは、海中のブイを見つけたら、浮上してパス、また潜って次のブイを見つけての繰り返しです。
そして、いちおう2回とも満点を取って、決勝リーグのシード権を得ました。 でもなぁ、1つだけとっても泳ぎの速いロボットがいるんだけど。 クラゲちゃんより3倍ぐらい速く泳ぐのが。
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日曜、とうとう決勝リーグで優勝を決める時が来ました。更に水がきれいになり3mぐらい余裕で見える。決勝のルールは海中ブイを見つけたら、浮上して海上ブイにタッチして、パスして潜って次のブイへ。シードされているので2回勝てば優勝です。 準決勝戦では、そんなに慌てなくても勝てそうだったので、ちょっと失敗もしましたけど、なるべく丁寧に。

そして、最後の決勝。やっぱりいちばん速いロボットが勝ち上がってきて、こればっかりはムリしても勝てそうな気がしないので、粛々と普段通りにコースを回るしかありません。 相手チームは早々とゴールして完敗。 うーん、ちょっと悔しいけど仕方ないか。 歴然の性能差だもんな。

相手チームの長崎大学&日本文理大学合同チームのSeabotの決勝映像がYouTubeにありました。はえー。1分14秒ぐらいでゴールしてます。となりのクラゲちゃんはゴールまで1分50秒ぐらいかかりました。
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ということでプレゼンの点数と合計しても6チーム中2位だったので、賞状を頂いて帰ってきました。
いやー、それにしても沖縄までロボットを運んで競技するというのは、思っていたより大変です。飛行機には危ないものは乗せられないので、他にチームは船便で1週間前から運搬するそうな。 うちは片手で持ち上げられるぐらい小さく軽く作ってあるので、機内手荷物で運びましたが。 バッテリーも鉛蓄電池だったから良かったものの、これがリチウムとかニッケル水素電池とかだと、とっても大変なことになります。 海外遠征なんて、とっても無理だな。
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あと、ITメディアさんが取材に来ていて、その記事が公開されていたので紹介します。
イルカ、クラゲ……美ら海水族館の話? いえ、ロボットの名前です――「沖縄海洋ロボコン2016」レポート