電気分解装置

次亜塩素酸水を電気分解で作ってみる

みなさん、新型コロナウイルスで自粛自粛で大変ですよね。まー、こういうときなので、暇つぶしにいろんなことにトライしてみるのもいいと思います。消毒液、足りてます? うちは幸いにもアルコールでいろんなところを掃除する習慣があるので、5Lのアルコールが備蓄されていて、困ってはいません。が!それもだんだん少なくなってくるので、なにか代案を考えないと。テレビでコロナウイルスの消毒になにか噴霧してますが、あれはたぶん、次亜塩素酸水だと思います。簡単に作る方法は、ハイターを水で薄める。これだと液がアルカリ性で金属が腐食するし、濃度が濃いとヌルヌルして皮膚が溶ける。なので、電気分解で作れば中性近くになるので、今回は電気分解で作ってみようかと。

YouTubeに電気分解で作っている人がいたので、見様見真似で、まず単1乾電池2本をバラして、炭素棒を取り出します。これにスマホの充電ケーブルを加工して接続。炭素棒が接触してショートしないように、間を空ける道具を3Dプリンタで印刷。ハメます。

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大事なのは、炭素棒に配線した部分。ここははんだ付けもできないので、導線を巻きつけて、水に浸からないように防水することなんですが、ちゃんと防水しないと、配線が溶け出してしまします。耐水ボンドを塗って固めてしまうのもいいけど、一番確実なのは、防水ゴムにドボン!っと漬けてしまうこと。このほうが確実に水の侵入が防げます。これ、水中ロボットを作ったときに得た技術。

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これが完成したら、水1リットルに食塩10g(大さじ1杯ぐらい)を入れて溶かし、ドボンと漬けて、USB電源に接続。USB電源はほっといたら終了するモバイルバッテリーがいいんではないかと。充電器でもいいですけど、忘れるとずーっと通電してますから。このまま6時間ぐらいすると、泡の勢いがなくなってきて、水はとても塩素くさいものになります。完成した次亜塩素酸水の濃度はだいたい500ppmぐらいになるんではないかと。次亜塩素酸水は保存があまり効かないので、1週間ぐらいを目処に使い切るといいです。猫トイレや生ゴミにかけると消臭効果を実感できますよ。

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