ウォーターベッドヒーター

ウォーターベッドのヒーター交換

うちはウォーターベッドを使っています。日本では超マイナーな存在ですが、海外では意外とあります。よって日本で本体を買おうとするとバカ高く、修理するのも簡単ではありません。こういうときはアメリカのAmazon.comに直接注文するのが一番。今回はそのお話しです。

温かくない!

5月の後半、寒い日が続きました。なんだかウォーターベッドもいつもより冷たい気がします。ちょっとだけヒーターの温度を上げてみました。ランプは光っているので動いてはいるようです。次の日、まだ冷たく感じます。ダイヤルを回してもランプが点きません。ランプが点くときはヒーターに電気を流して温めている証拠です。なんか壊れたみたい。

日本でヒーターを買うと高い

検索してウォーターベッドのヒーターを探しました。日本でウォーターベッドを売っているのは、唯一、ウォーターワールドだけです。そこの買い替え用ヒーターの値段、びっくり!5万4千円なり。アメリカじゃそんなに高いわけがない。以前にマットレスを交換したときも、Amazon.comに直接注文して、安く上げました。楽天を検索してみると1万数千円ほどで、アメリカ直輸入で売っているところがあります。注文してからアメリカから届くようです。だったらAmazon.comで注文しても一緒かも。

Amazon.comでヒータを探す

Amazon.comで検索するといくつか種類があります。どれも50ドル台です。日本で直輸入と言ってるのと同じものを見つけました。これです。

Amazon.comで見つけたヒーター

性能は良さそうです。INNOMAX Thermal Guardian Quantum Solid State Waterbed Heater, Full Watt と書いてあります。この「Full Watt」というのとは別に、「Low Watt」というモデルも存在します。

どうやら、Full Wattは枠にマットレスが収まっているタイプ用で、Low Wattはソフトタイプマットレスのようです。うちのは枠にワンバッグ、1つの大きなマットレスが収まっているタイプなので、Full Wattが合っているようです。

注文してみる

詳細はこんなふうに出ました。本体が53.57ドル、送料が24.24ドル。税金は掛からないみたいです。以前にマットレスを買ったときには税金がかかりましたけど、これはどういう差なのでしょう。

注文詳細

5月20日に注文して6月4日に届く予定と出ました。仕方ない。それまでウォーターベッドを電気毛布で温めて使おう。そうです、電気で温めないと、真夏でもない限り、ウォーターベッドは冷たくて寝れたものではありません。

早く届きそう

注文した次の日、Amazonが出荷してDHLで届くことがわかりました。最初は6月4日予定と出たのですが、すぐに5月25日予定に変わりました。そんなに早く届けてくれるんだ。ありがたい。品物はアリゾナのフェニックスから出荷されたみたいです。そして、予定どおり5月25日に到着。素晴らしい!

DHLの追跡リスト

防腐剤の忘れ物

さて、ウォーターベッドの水抜き開始! あれ?防腐剤がないや。ウォーターベッドには1年に1回、水が腐るのとマットレスのビニール保護のために防腐剤を入れます。これは日本で買ってもアメリカから輸入しても、あまり値段が変わらないので、日本のAmazonで買います。どうせ使うものなので、4本まとめて。

防腐剤4本

いざ、水抜き開始

マットレスの水抜きは過去に2回やったことがあります。方法は難しくありません。ホースを1本用意して、その中を水で満たし、両端を同じ高さにして保ちます。マットレスのキャップを外して、ホースの片方を差し込み、反対側はマットレスの高さより低いところに置きます。できるだけ低い位置にしたほうが、落差があって勢いよく水が抜けます。サイホンの原理です。かかる時間は1時間から3時間ぐらい。キングサイズだと3時間ぐらいかかりますが、それでも完全に抜けることはありません。なぜなら、中に波を抑えるためのフェルトのような綿が入っていて、それが水を吸っているので、抜けきらないからです。

水抜き中

新しいヒーターを敷く

ベッドを移動するわけでないので、水は全部抜かなくても大丈夫。ヒーターを交換できるぐらいまで、半分ほど抜けば、なんとか捲ってヒーターを移動させることができると思います。

新しいヒーターの説明では、寝る方向と同じ方向に縦に敷いてあるのですが、注意書きでは、下の板の継ぎ目から少し離す必要があります。うちの板は横方向につなぎ目があるので、ヒーターも横方向にする必要がありました。よって、このマットレスのめくり方は残念です。

水が抜けてマットを捲ったところ

水を注入

ヒーターを敷いたら、マットレスをもとに戻し、水を再注入します。水道から入れると冷たいので、できればお風呂場からぬるま湯のほうが、今晩、すぐに使えます。そうでないと、電気毛布で温めないと冷たくて寝れません。水温は28度ぐらいを目標にするといいです。また、水の入れすぎに注意しましょう。あまりに重くなって床が抜けては大変です。

空気抜き

水道水にはたくさんの空気が混じっているので、どうしても泡が集まって気泡になります。ぽちゃぽちゃ音がする原因になりますから、専用の器具をマットレスの口に差し込んで、空気を抜きます。これは二人がかりでやらないと、なかなかうまく行きません。片方がマットレスの橋から寝転んで、クルクル回って空気を集めてきて、もう片方が口から空気を抜きます。根気よくやりましょう。

水道水を入れたとしても、次の日の夜にはなんとか寝られる温度まで上がっているとおもいます。幸運を祈ります。