シャワーだけでマジックを落とす、あのCMを試す

あのCMを見たとき、皆さんビックリしたんではないでしょうか。顔に塗ったマジックをシャワーだけでこすって落とす。そんなこと、本当にできるの? あのシャワーは普通の水ではなくて、ナノバブルを含んだ水。シャワー型の製品がたくさん出ているようですが、その1つMTG ReFa FINE BUBBLE(リファファインバブル)を試してみました

開封の義

届いた箱。この箱がとても立派でして、中にiPhoneでも入っているんじゃないか、と思うような硬い箱に入っています。

立派な箱に入っている

取り出してみると、とてつもなく大きい。こんな大きなシャワーヘッドって、刺さるのだろうか。それが一番の心配。

ドライヤーよりも太い握り部分

お風呂のシャワーヘッドを外してみます。既存のシャワーはTOTO製。ホースのネジ部分を回して、取り合えてみたら、簡単にハマりました。これ、TOTO以外のシャワーヘッドとも交換できるんだろうか。

そして、一番の心配事。これ、本当にハンガーに引っかかるの? なんのことはない、ハンガーってホースの先端部分が収まるようになっていて、シャワーヘッドは関係ないんですね。

ハンガーにはハマりました

マジックにシャワーを掛けてみた

はい、なんの疑いもなく、手にマジックで字を書いて、シャワーを掛けるだけで落ちるものなのか、さっそく実験。マジックは、持ち物に名前を書くためにある、サクラの名前ペン。これ、絶対、落ちないでしょ? そんな簡単に落ちたら困るもんね。

じゃ、行きます、いきなりやってみる。どうです? 水を掛けただけでは落ちませんよね。コシコシこすっていると、だんだん薄くなってきて、最後にはほぼ、分からないぐらいになりますが、どんなマジックだって、これだけ擦れば落ちるんじゃないですか? だって皮膚だもん。

強いバブル発生ポジションで水を掛ける

普通のシャワーはどうなんだ

比較のために普通のシャワーにしてみます。この製品はレバーがついていて、真ん中と右に回すとバブルが、左に回すと普通のシャワーになります。取り外したTOTOのシャワーヘッドをつけ直すのは大変なので、普通のシャワーモードにしてやってみます。

ちょっと落ちにくい感じはありますが、そんなに変わった気もしません。CMではマジックを塗って、乾かないうちにすぐにシャワーを当ててますが、今回の実験では、マジックが乾いてからやってます。そこが違いでしょうか。

普通のシャワーモード

お風呂に入れてみる

使い方としては、シャワーで浴びるのと、お風呂にシャワーヘッドを入れて、お湯をアワアワにして入浴するのが紹介されています。同じくやってみました。シャワーをひねって30秒ほどすると、だんだんとお湯が白濁してきます。細かい細かい泡が混じっていて、そのまま体を擦ると、肌がキュッキュッとして、脂分が落ちている感じがします。白濁は5分もすると消えてきます。これがナノバブルなんでしょうね。汚れがどれだけ落ちているかは、わかりませんが、肌の脂分は落ちているようです。

メガネを洗ったらどうだ

メガネは「メガネのシャンプー」で洗っています。昔は、メガネブクを使っていました。なら、このシャワーをメガネに掛けたらキレイになるんだろうか。割と脂っぽい性分なので、メガネのツルはいつも脂っぽいです。これにナノバブルのシャワーをジャージャー掛けてみました。どうやらメガネブクと同じような効果が出ているようです。脂分はおちてスッキリしました。

レーザーでナノバブルは見えるという

ネットで調べていたら、ナノバブルは普通は見えないが、レーザーを当てると光って見えるという。じゃ、実験だ。手持ちにレーザーポインタがあったので、ビーカーに水を汲んで横からレーザーを当ててみる。

水は何も入っている様子は確認できないが、ナノバブルは細かい気泡がたくさん入っている。でも、本来なら、レーザーを当てるまでは、水道水もナノバブルもどちらも区別がつかず、レーザーを当ててみると分かるはずなのだが。

普通の水道水
ナノバブルの水

結局どうなのだ?

このナノバブルは、まだ固まっていない汚れや脂は落ちるようです。乾いたものは難しいでしょう。食べた後の皿洗に使ったらどうなるんでしょうね。もし、ものすごい効果があるなら、キッチンの水栓に使われてもいいかと思いますが。