メルセデスのNew SLに試乗してきました

Img_20160704_161740
ちょっと近くに行く用事があったのでディーラーに寄ったら、おろしたてのSL400がポンと。あら、これ乗れるじゃないですか! ということで早速試乗へ。 とその前に、他の店舗を転々として久しぶりに戻ってきたサービス(左)とセールス(右)のコンビ。なんか久しぶりじゃないですか。
Img_20160704_154813
Img_20160704_161823
SL400、エンジンは3.5Lのツインターボでトルクは50kgぐらいあって、アルミボディとかカーボンとかでだいぶ軽量化したので十分走るんでしょう。
Img_20160704_161912
こういうクルマは屋根を開ける前に、トノカバーというカバーをトランクのなかで引き出すのですが、それが自動になったんですと。でもトノカバーって、トランクの荷物が潰れないように人間が確認するから意味があると思ったんだけど、自動にして大丈夫なのかな。手動でやるときは左下の赤いボタンを押します。いずれにしても電動。
あと、トランクは表側は樹脂?で、裏側はカーボンで出来てました。金属よりも軽いんでしょう。
Img_20160704_162326
前のグリルは台形型が他のクルマと向きが反対で、下側が長い台形になってます。
Img_20160704_165933
もしかしてボンネットも裏はカーボンなのか? と開けてみましたがアルミでした。サービス曰く、カーボンで作ると丈夫過ぎて、人をはねた時にクッションにならないそうです。あと、ぶつかると刃物のように鋭く切れるんだとか。
Img_20160704_162623
内装は最近のやつとだいたい同じです。時計が申し訳ないぐらいに小さく真ん中にあるのは使いづらくないのかな。もうちょっと大きくしてもいいと思うんだけど。
で、ETCカード入れて試乗に出発。町中ではオープンの風の具合は分からないので高速に行きます。これ、エアサスなんですが、設定がいろいろあって、面白いのは「カーブ」という設定。カーブで外側にGか掛かると、それを打ち消すように、外側のサスペンションが伸びて、内側が縮み、横Gを感じさせないモードがあります。 これがまた面白くて、本当に感じるぐらいに傾く。内側が縮むというより、外側がグイッと伸びます。違和感といえば違和感。まあ、足柄のグネグネカーブあたりでは結構恩恵あるんじゃないでしょうか。車線変更ぐらいじゃわからないけど、ICの乗り降りのカーブあたりは如実に分かります。
あと、ウィンドディフレクターが付いてますが、これがちゃんとしていて、100km/hでオープンにしていても全く巻き込みがありません。これはかなりいいです。頭の上をさらさらと風が流れていきますが、その他は感じないですね。200km/hぐらいでも大丈夫なんじゃないかな。
そして、このスタイルだとどうしてもゴツゴツしてそうなイメージ受けますよね。タイヤも薄っぺらいし。ところがコンフォートかカーブにしておけば、足はとってもしなやかで突き上げ感はまったくないです。凄いな、エアサス。
ただ、ホイールベースが見た目より短いためか、前後のピッチングはちょっとあります。こんなに長いボディなのにね。とくに前はオーバーハングはありそう。
乗り心地はとてもいいんですが、ロードノイズは比べて大きいほう。まあ、こんな薄いタイヤで幅広だから仕方ないか。 でもいいな、エアサス。
というわけで、見た目よりずっと乗り心地がいいクルマです。モードをスポーツとかにすれば速いし。でも普段ならコンフォートで十分かな。
あ、1つ試したかったけど出来なかったのは、AppleのCarPlayが載ってました。クルマが来たばっかりでどうやったら繋がるんかわからなかったので見れませんでしたけど。SLだけじゃなくて他の車種にもCarPlayが順次搭載されているそうです。今度はそれを試してみましょう。