象の世話

チェンマイ旅行記5日目-象に会いに

これまでのアトラクションは、チェンマイに着いてから思いついたものだけど、前々から象には乗ってみたかった。でも、象に乗るよりもっと面白そうな飼育体験ができるツアーを発見!どんなのかな。

朝食にパッションフルーツ

昨日、山のツアーの帰りに買ってきたパッションフルーツ。部屋にはナイフがないので、朝食会場に持っていって切ってもらう。どう!この贅沢なパッションフルーツ。これで30円とは格安。パッションフルーツ好きにはたまりません。

切ってもらったパッションフルーツ

象の集落へ

このツアーの名前は「Elephant Jungle Sanctuary」二人で12,600円 今回のツアーの中では高めだけど、なんせ、相手が象ですから。11時にホテルにエアコン付き車両でピックアップが来て、象のところにいって、世話をして、昼食を食べて、帰ってくる。どうなるのかな。

やって来たのはピックアップトラック。荷台が改造され、シートと幌が付いている。そこにみんなで向かい合わせに座るんだけど、もしかしてこのまま現地まで行くのかな。風通しが良すぎて新型コロナウイルスに感染する気がしない。

迎えにきたピックアップトラック

予感はあたり、このまま時速80kmぐらいで郊外に向かって走り出しました。巻き込んでくる風が凄い。現地の場所を確認してみよう。ホテルから南西の方角におよそ60kmはなれている。クルマで1時間半かかるとGoogleは言ってる。ってことは、この調子で1時間半も走るのだろうか。一緒のグループの外人さん達は楽しそうにおしゃべりしているんだが、本当になんともないのかな。

象のいる場所

半分ほど進んだところで、ドライブインに立ち寄る。我々も休憩、コンビニでアイスクリームを買ってみた。現地のアイスもいいが、なぜか贅沢にハーゲンダッツを選んでみたところ、なんと!129バーツもした。520円ぐらい。バカ高い。輸入ものだから税金でも掛かってるんじゃないか?

高いハーゲンダッツ

ドライブインから出発する前、ドライバーさんが後部座席に乗るかと聞いてきた。もちろんです。後ろの席、というか荷台は辛すぎます。あの人たちはなんとも思ってないみたいだけど。

現地到着、まずは着替えて

すごい山の中に入っていきます。道路は舗装されていなく、穴ぼこがたくさんあるので、普通の車では底を打って走れないぐらい。さんざん揺られて到着しました。なぜか着替えがあり、へんてこな民族衣装のようなものに着替えます。TripAdvisorでレビューを読んでいたとき、どうやら水に濡れるような記載がありました。自分は一応、濡れてもいいように、短パンを履いてきてます。

バナナをあげる

準備ができたところで、森の向こうから象が数頭、現れました。用意されたバナナを食べさせます。「ボンボーン」というと口を開けるので、バナナを放り込むのですが、舌でベロベロ手を舐められます。なま温かい。200kgぐらい食べたんじゃないかな。

象にバナナを食べさせる

薬をあげる

つぎにお腹の調子を整える薬を作ります。サポニン、ターメリック、塩、キャラメル、バナナの葉をすりつぶして丸めたもの。これもボンボーンといって、口に放り込んであげます。匂いは正露丸というか変な匂い。

薬をあげる

トウモロコシをあげる

バナナだけでは偏りがあるので、つぎはトウモロコシをあげます。まだ育ちきっていない青いトウモロコシの茎。美味しいのだろうか。でも、バリバリと食べてます。食べている間にスタッフが写真を撮ってくれます。すぐそばに寄ってなでたりしても大丈夫。

サトウキビをあげる

体を洗う

食事が済んだら、水を掛けて、体を洗ってやります。ブラシでゴシゴシ。そのとき、胴回りをメジャーで測って体重測定。お腹まわりに係数をかけると体重がわかるそうです。毎日測って健康管理。この象は2.5トンぐらい。

体を洗う

泥を塗る

だんだん人間も水を浴びるようになってきました。今度は体中に泥を塗ってあげます。皮膚病の予防のためです。この泥、人間がパックに使っても良さそうなので、みんな塗り合いしてました。

泥を塗る

水浴びをする

最後に水浴びさせます。象が水の中に入っていくので、周りからみんなで水を掛けてやります。もう象に掛けているんだか、人間に掛けているんだか分からない状態。象も興奮してて、途中でドコドコとあたりを走りだしました。ほんと地響きがする。怖かったー。あんなのに体当たりされたら死んじゃうわ。

水浴びをする

昼食を食べる

水浴びが終わった象は、森の中に帰っていきました。これは象の飼育体験のツアーですね。普段、象にしてあげる世話を、代わりに観光客がやるのです。象の背中に乗るわけではないです。でも、面白かった。ご飯を食べていたら、ここに住み着いているのか飼われているのか分からないけど、猫がご飯くれよぉ、と近づいてきました。でも、この人間の食べ物、辛いから食べられないよ。

たぶん飼われている猫

このあと、シャワーを浴びて泥を落として、クルマに乗って、ホテルまで送り届けてもらいました。なかなか貴重な体験でした。