立山黒部アルペンルート、雪の大谷って凄い

さて、室堂駅に着いたのだけど、どうしましょうか。食堂は大混雑だし。まずはこの建物の展望台へ行ってみます。
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向こうの雪の中を溝が走っているのが、今回の目的の雪の大谷らしい。たくさん人が向かっていく。私達はホテル主催の雪の大谷散策があるので、いま行かなくったって。と思ってフロントに荷物を預けて、ホテルの周りを散策することにします。
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これがホテルの全景。周りは一面雪です。きっと数メートルは積もっているのだと思う。
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ホテルの裏口あたりから見上げると屋根には5m以上雪があるかと。この建物は10m雪が積もっても大丈夫なように設計され、外と中の温度を遮るのに壁が2重構造で30cmあるとかどこかに書いてあったような。
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隣には自然保護センターがあり、雷鳥のことがたくさんわかります。雷鳥ってもっと大きな鳥かと思ってたけどニワトリぐらいの大きさなんですね。
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みくりが池に行くと雷鳥が見れるかも、という話を聞いたので行ってみます。距離にして500mぐらい? しかし、地面はザクザクのザラメ雪で、砂浜を歩いているようになかなか前に進まない。往復に1時間以上かかりました。
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雪の大谷以外に、雪の回廊、という人間だけが歩ける道があって、昼は外国人観光客で溢れかえっていたのですが、14時を過ぎたあたりから人が減ってきて、一人写真も撮れるぐらいに空いてきます。日帰りの人はそろそろ戻らないと帰るのが遅くなるので、14時より後がいいです。確かバスやトローリーバスの最終便が16時半ぐらいだったような。
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15時になったらチェックインできるので、部屋に行ってみます。ドアをあけて目に飛び込んできたこの映像。、ソファーベットでやっぱり山小屋に毛が生えた程度かと思ったら、
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ちゃんとベットは別にありました。まさかこんな標高の高いところに普通にホテルのサービス受けられるとは思ってませんでしたから。しかし、料金はお高くて、1泊2食二人で5万ぐらい。3月に予約しようとしたら、もう、高い部屋しか残ってませんでした。でも、食事も良かったしそれなりの価値はあるかと思います。
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さあ、17時になったので、ホテル主催の雪の大谷ウォークに出かけます。この時間だと宿泊客以外はみんな下山しているので、ここにいる人はみんな宿泊客のはず。そうするとですね、周りが一気に日本人だけになるんですわ。98%ぐらい日本人。昼間と割合が逆転。
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いやー、凄いですよ。想像はしてましたけど。この前、富士山5合目も4mぐらい積もってましたが、それをはるかに超えてます。一番高いところで14mあるそうですが、たしかにそうかも。

こんな様子です。もうバスも登ってこないので道路いっぱいに広がってあるいても大丈夫。昼間は車道と歩道を半分に区切っています。だから、ゆっくり楽しみたいなら泊まってこのイベントに参加するのがいいかも。
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これは雪の層で降った日がわかるというカレンダー。雪質が違うので見分けはつきます。地層と一緒です。
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たしか来週あたりから雪の迷路がオープンするはずですが、いま製作中。ショベルカーで掘ってます。で、だんだんと向こうから黒い雲がやってきて、天気が悪くなってくるのがわかります。向こう側は富山側。今晩は吹雪くという予報。明日の朝、有料でご来光ツアーがあるんだけどきっと中止になるだろうなぁ。
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翌朝5時、雪の大谷はどうなっているのか知りたくて降りて行ったら、駅は真っ暗で誰も居ません。
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出入口は閉ざされて隙間から吹雪が舞い込んでました。そりゃ、勝手に出かけられて遭難されても困るしねぇ。よかった、昨日のうちに雪の大谷を歩けて。帰りは9時に出発しましたが、雪の大谷は見合わせ中になってました。
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で、実は昨日、河昌さんをチェックアウトするとき鍵を返し忘れまして(^^ゞ 電話で帰りに持って行くからね!とお約束してたので、また立ち寄って返却したのでありました。四国の山小屋に行った時も返し忘れて横浜まで持って帰って宅急便で送ったことが(^^ゞ だって、チェックアウトするとき話し込むとすっかり忘れてしまうんですわ。
今度から気をつけますm(__)m