世界遺産になるまえに富岡製糸場
立山からの帰り道、そのまますんなり帰ってくるのは惜しいので、どっか寄るところがないかと探していたら、ちょうど富岡製糸場が世界遺産に推挙される話が入ってきました。というわけで、帰り道は上信越に回ることにします。
しかし大町温泉郷から上信越に回りこむのはとてもむずかしい。途中、すごい立派な川を見つけたのだけど、これは犀川というのでしょうか。すごい水量でした。
富岡製糸場に行く前に、地元のお店で食事を。入ったところは食堂とマップに紹介されていたのだけど、メニューはラーメンしかありませんでした。だったらラーメン店と書けばいいのに(^^ゞ
そして、もっと不思議なことに、猫が店と外を行ったり来たり。たぶん、この店の猫だと思うんですけどね。
さて、富岡製糸場の門につきました。赤いレンガの建物が延々と伸びています。
ちょうどガイドツアーが始まるところだったので参加。製糸工場の生い立ちについていろいろ話を聞くことができました。この工場は富国強兵策の一環だったのですね。大政奉還から3年後に建つなんて、すごい昔からある工場。
私の実家では、撚糸工場をやっていたので、よく生糸が群馬から送られてきてました。しかし、昭和の最後のほうには海外の生糸に押されて少なくなるし、化学繊維もでてきて、ますます生糸は少なくなっていったのを覚えています。 この工場にあるボビンや糸車がとても懐かしいです。
6月には世界遺産になるかも知れないのですが、この前の大雪で建物が1つ潰れていました。これは大変。さっさと復元しないと。
工場のシンボルは煙突です。ここの動力源はスチームエンジンで、電気が通ったのはかなり後でした。
ところで、世界遺産になったら人がワンサカやってくること間違いないのですが、町はかなりバタバタしています。役所の人が測量に来てたり、突貫工事できれいな歩道をつくったり。そして、もっと大事なのは、お土産と他に観光できるところ。 製糸工場だから絹のなにかがあるといいのですが、千円から2千円ぐらいの手頃なお土産がありません。蚕の繭は安すぎるし、シルクのスカーフは1万円になってします。 ちょうどいい具合のものがなかなかありません。 あと、食べ物系のお土産も、有名なのはこんにゃくで、それ以外では面白そうなものが少ないです。 急いでお土産開発もしないといけませんね。