古臭くて面白い銀山温泉に行ってきました

今回、山形に行った目的の1つは銀山温泉に泊まることです。それも、千と千尋の神隠しのモチーフになったと噂される能登屋さんに泊まること。1月に予約を取ろうとしたら、2月25日まで空きがなくて、仕方なく平日に行きました。あとでわかったことですが、2月24日までは中国の旧正月なので、25日から空いていたのではないかと。
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銀山温泉の町中は車が入っていけません。だから、手前の駐車場に駐めて歩いていきます。歩くと言っても3分ぐらいの距離です。能登屋さんは駐車場に駐めて電話すると荷物を取りに来てくれます。どんな風に迎えに来るんだろうとちょっとワクワクしてました。そしたら原チャリでブーンとやってきて荷物を積んで行きました。我々は歩いていきます。
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この橋までが車が出入りできる先端。この先は人と限られた乗り物しかいけません。荷物は原チャリみたいなので運ぶ方法の他に、手押し車で押して運ぶのもありました。旅館によってまちまちです。
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この川の両側にずらっと宿が並んでいます。距離にして200mぐらいかな?だからあっという間に行き止まり。その先は歩いていける道がありますが、冬は雪が積もっていていけませんでした。
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これが能登屋さんの外観。大正時代のものをずっとメンテしながら維持しているそうです。千と千尋の神隠しの風呂屋の雰囲気に似てます。実際にモチーフにしたかどうかは分からないそうですよ。
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夜はガス灯が灯ってこんないい雰囲気になります。この風景を目当てにやってくる観光客もたくさんいます。私達もそうですけどね。ただ、一眼レフの開放ができるようなカメラでないとコンパクトカメラではなかなか難しいです。
能登屋さんの前には周辺の宿泊客が写真を撮りに集まってきて、街灯が消えるころ、たぶん10時過ぎまでは騒がしい感じです。
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宿泊しなくても無料の足湯とかあるので、日帰りで立ち寄っても面白いところです。能登屋さんの女将からここの生い立ちを聞いたのですが、最初は銀がたくさん取れたそうです。そして掘っていたら温泉が出てきたので温泉街が出来たと。ところが大正時代に前の川が洪水になって温泉宿がみんな流されてしまって、そこから再建していまの風景が残っているとのこと。 この景観を守るために結構苦労しているみたいです。 東日本大震災のときは耐震性を調べたりするのに1年お休みにして直しを入れたそうな。宿の外観は有形文化財になってます。