
E350カブリオレのオイル交換
自分で出来るものは自分でやろうと、今までディラーに頼んできた定期オイル交換をDIYでやってみます。道具さえあれば結構簡単。2022年2月にディーラーで交換したとき総額25,960円でした。オイルの値段が上がっているので今はもっと値上がりしてるのではないかと。
目次
前準備
1年前から次のオイル交換は自分でやろうと準備を進めていました。まずオイルですが、メーカー指定のリストがあり、その中からMobile1の0W-40 SNにしてみます。値上がりしそうだったので2缶8L買っておきました。9940円なり。これまでディーラーが入れてたのは純正の5W-40 229.3という型番ですが、これ、中身はモービル1のような気がします。リストにはいろんなメーカーの認定オイルがありますが、すべて100%化学合成オイルを指定しているみたいです。
オイルフィルタが必要です。一応名前が通ったマーレの互換品をAmazonで1676円で購入。
オイルフィルターを回すレンチが必要です。急ぐ必要も無かったのでAliExpressで398円で買いました。74mmというサイズみたいです。Amazonで買うより安いです。

新しいオイルを注ぎ入れるのにジョッキがあったほうが便利だろうと、オイルジョッキを準備しました。779円なり。口が長くて自由が効くので、扱いが楽そうです。
あとオイルを吸い出すためのポンプが必要です。オイル交換が1.5万キロ毎なのでそんなに使わないだろうとAmazonで2000円の電動式オイルチェンジャーを買いました。あとで話しますが、これが全くダメなポンプで捨てました。

そして吸い出したオイルを捨てる廃油処理箱。8L捨てるので十分な量が必要です。エーモンの4L入るのが3個パックのを買いました。
整備マニュアルの手順
整備マニュアルでは次のような手順を指示しています。
- エンジンを暖機して最低水温80度になるようにする
- オイルレベルゲージを抜き取る
- オイルをオイルレベルゲージから抜く
- フロントエンジンカバーを外す
- オイルフィルタスクリューキャップを外す
- オイルフィルタエレメントを交換する
- シーリングリングを交換する
- オイルフィルタスクリューキャップを取り付ける
- オイルレベルゲージを戻す
- エンジンオイルを注入する
- 暖機運転してオイル漏れを点検する
- エンジンを留めてオイルレベルを点検して、必要に応じて補充する
- フロントエンジンカバーを取り付ける
この指示からするとオイルは上から抜くんですね。
作業開始、オイルを抜くよ
エンジンオイルは1.5万キロで警告灯が点灯するのですが、前回から1年1ヶ月経過して、この前、オイルクーラーの修理でオイルも少し減ったので、のこり4千キロを残して交換します。オイルチェンジャーを組み立てて、ホースをオイルレベルゲージパイプに差し込み、反対側をオイルジョッキで受け止めてスイッチON! うんともすんともいいません。ワニクリップが発熱している気がしたのでショートかポンプが固着していると思い、取り外して分解。まず精度が悪くポンプのローターが引っかかって回らず。なんとか回るように位置を変えて組み立て直し、再トライしたものの、オイルはレベルゲージの口ぐらいまでしか上がらずポンプまでやってくる負圧がない。結局使い物にならず捨てました。出鼻をくじかれました。

オイルチェンジャー買い直し&仕切り直し
予め買ってあったので2千円のオイルチェンジャーは返品期間が切れてダメです。やはり手動式で確実に負圧が出るのがいいだろうと、評判の良さそうなのをAmazonで1台購入。ちょっと大きくて仕舞っておくのが大変そうだけど、もう失敗は許さないのでこれでいきます。これ、差し込むパイプは細いけど、途中から太いのでオイル粘性の抵抗が少ないので良く吸います。1分間に1Lぐらい吸います。5.5Lタンクなので、4.5Lあたりで1回中身を捨てて、2回に分けて吸い出しました。トータル6.5Lぐらい吸い出しました。少し中に残っているのでしょうか。でもチューブで突くとオイルパンは空っぽのような音がします。

オイルフィルタ交換
オイルフィルタスクリューキャップをレンチで外して、中のフィルターとOリングを交換します。結構真っ黒なんですが、これはモリブデン添加剤のためなのか汚れた色なのか。古いのは純正フィルタのはずですが、マーレのフィルタと見比べると、純正は中に金網が入っています。その辺が高級なんでしょうか。あと、マーレに付いてきたOリング。サイズが4種類あって、必要なのは一番大きいのが1個、次のサイズが2個ですけど、2番めに大きなのは1個しか入ってないので足りません。Oリングが傷んでいる様子もなかったので、1個は古いのを使いまわしました。

新しいオイルとモリブデンを充填
4L缶が2つですが、まず4Lだけ入れてレベルゲージを確認してみます。これだけだとゲージの先端にオイルが少し付くぐらいでぜんぜん足りません。次にモリブデン添加剤を2本入れます。合計で500mlぐらいです。基本的にメーカー指定以外は信じていないのですが、このモリブデン添加剤は粒子が細かく2回前のオイル交換時から使っているのですが、実際、伸びたのでそれ以来使ってます。最初に入れた時は204,944キロだったので、それから41,000キロ走ってますが問題は発生していないし燃費は伸びたしで、今回も入れます。


のこり1缶を少しずつ分けて投入してはレベルゲージを確認してMAXレベルまで入れました。オイル缶には1Lぐらい残ったので、添加剤の量を考慮すると、7.5Lぐらい入ったと思います。
暖機運転とメンテナンスリセット
添加剤は投入してからしばらく回していたほうがいいらしいので、水温90度ぐらいになるまで暖機運転して、さらにメンテナンスのメーターをリセットします。電話オンフックとOKボタンを同時に押して数秒待つとメンテナンスモードになり、その中のフルメンテナンスをリセットしてあげました。最近、オイルクーラントも交換したし、パーキングブレーキ調整もしたし、ステアリングポンプのオイルも補充したし、いろいろ点検しているのでフルメンテナンスにしときます。

トータル費用は
さて、用意した部品や工具を全部合計してみます。なんとかディーラーに頼むよりは安くなったし、次はエンジンオイルとオイルフィルタだけで済むので、1.2万円ぐらいでオイル交換できそうです。それよりなにより自分でいろいろやると勉強になりました。
エンジンオイル | ¥9,940 |
オイルフィルタ | ¥1,676 |
オイルフィルタレンチ | ¥398 |
オイルジョッキ | ¥779 |
捨てたオイルチェンジャー | ¥2,000 |
買い直しオイルチェンジャー | ¥7,032 |
廃油処理箱 | ¥999 |
合計 | ¥22,824 |