充電環境整備

作業場にも充電する環境があったほうが便利です。もう一つ充電環境を整備することにしました。そして充電器を持ち歩かなくてもいいように中華製の安い充電器を設置してみます。

まずは充電ボックス

フェンスも電柱もないので、充電ボックスを固定する支柱が必要です。単管杭という長さ1.5mの金属の杭があるので、これを2本30cm間隔で深さ75cmまで打ち込み、平鋼をグラインダーで切って間をつなぐように溶接して強度を増しました。そして車のシャシー錆止め用スプレーで錆止めです。

単管杭で作成した支柱

これに日東工業の鍵付き耐候プラボックスを取り付け、中にケーブルフック、屋外コンセントから引いてきた延長コードなどを収納して出来上がりです。流石に75cmも地中に埋まっているとぐらつきません。

充電ボックスにモバイルコネクタを収めたところ

充電器の持ち歩き

まずは設置した充電ボックスにモバイルコネクタを収納して充電したのですが、作業場所を移動するときモバイルコネクタを取り外して、また移動先で設置し直さなければなりません。ケーブルが太くで巻き癖があるので毎回設置しなおすのが面倒です。もう1台モバイルコネクタを購入して入れておくアイデアもありですが、1台4.75万円もするので2台所有するのはもったいないです。

中華製充電器を買ってみる

2月の中国の旧正月でEV販売台数が減ってEV終焉だと報道するメディアがありますが、なんの中国でEVはどんどん販売台数を伸ばしていて、充電器なども安く大量に出回っています。問題は電圧、コンセントの形状、車に挿す充電プラグの種類です。AliExpressで1.3万円でコンセントのプラグ形状を日本仕様の100V仕様に交換してくれる店があったので、これを設置してみます。充電プラグは日本製EVの普通充電と同じJ7112という形式で、これにテスラ形式に変換するアダプタをつけて充電できるか試してみることにしました。使えれば大変オトクな充電器になります。

Feiyreeというメーカーの充電器
J7112をtesla型に変換するアダプタ
アダプタは電流、アース、通信の3種類の端子だと思われる
爪が引っかかりアダプタは抜けない構造

中華製充電器で充電してみる

まず100Vで動作するかですが、お店に確認したらOKといってました。それに充電器の裏にも85Vから246Vで動作するとあります。100Vコンセントに繋いだあと、最大電流を8,10,13,16Aから選びます。最初に8Aで試してみて最終的に13Aまで増やします。16Aは家側のコンセントが耐えるかわからないので試しません。最大電流は充電前に変更でき、充電中は変えられません。 テスラ壊れたらどうしようとビクビクしながら挿してみました。少し確認動作が入ったあとすぐに充電は始まりエラーも発生していません。テスラアプリで電流値を上げ下げできますが、充電器で設定した最大電流を超えることはできません。75%から80%まで3.5時間かけて充電しましたが、高熱になることもなく充電は終わりました。気温17度のとき充電器は28度ぐらいでした。ケーブルも大きな発熱はなく29度ぐらいです。これは使えそうです。

左:J7112+アダプタ、右:テスラプラグ
充電ケーブルの太さ比較、モバイルコネクタ(下)のほうが太い
充電の進行がわかるLEDと電流電圧などが表示される液晶窓

総評

100‐200Vは普通充電で100VはLEVEL1、200VはLEVEL2と呼ばれているようです。テスラプラグに変換することができれば、どの充電器も動きそうです。AliExpressなら安い充電器が2万円以下でたくさん売っています。今回購入した充電器の欠点を上げるとすれば、ケーブルが3.5mで少し短かったことです。5mの充電器もありますし、テスラプラグの充電器もあるので、少し値段が高くてもよければそちらもアリだと思います。