鹿も認識するTesla Vision

ファームウェアがアップデートされるたび、何か新しい機能が追加されていくテスラ車。以前、道で鹿に出くわしたときにテスラビジョンがどんなふうに認識したのか知りたくて、今回、富士山からの帰り道で鹿に会ったときの様子の撮影に成功しました。

ファームアップデートで育つクルマ

1ヶ月か2ヶ月に1回程度の割合で、ファームアップデートが届きます。まるでWindowsやLinuxのセキュリティアップデートのようにです。クルマ搭載の電話回線よりも自宅で駐車中にWiFiに接続しておくのが一番早く届くみたいです。これが一番最近のアップデートで認識する様子が大きな画面になった模様です。左前に建物がありますが、それに隠れたり出てきたりするので途中でクルマが消えますが、ほぼ360度あらゆるものを認識してます。自動車(セダン、ワゴン、トラック、バスなどを区別、ブレーキら、ウィンカーも)、人間(立っているのか歩いているのか)、自転車、バイク、白線(停止線、矢印など)、信号などなど。信号待ちで大きな画面にして見てると楽しいです。

大きな画面にして表示しているTesla Vision

危険を認識したときTesla Visionは

未だにぶつかったことはありませんが、衝突しそうと判断すると認識している物体が赤くなって警報がなります。よくあるパターンはカーブの入口付近に人が道路脇に立っていて、そのままのスピードで直進したら人にぶつかる可能性があると、人が赤くなって警報がなります。もちろんカーブは分かっているし、ハンドルを切るつもりですから警報だけで済みますが。なので、いまだにクルマが勝手に介入して止められたことはありません。

動物は認識するのか

犬は認識するようですが、犬と一緒に散歩中の場合は人も犬も認識しないことが多いようです。富士山周辺を夜に走っているとたくさんの鹿に遭遇します。1頭や2頭でなく5頭も6頭も集団でいることが多いです。そのときTesla Visionは鹿を認識するのか? 認識するのです! それも鹿らしい足の長い動物が映ります。

道路の右脇に立っている鹿
道路の前方を横切っていく鹿

鹿が真正面を向いて立っているときは鹿だとわからないようで、少し斜めになると動物だと分かるようです。歩いている人間を認識するときは歩いている様子のアイコンが表示されますが、鹿は足が動かずマウスカーソルのようにツーっと移動していくだけです。でも認識するんですねぇ。

以前、射撃の帰り道で左から飛び出てきた鹿をハネてクルマのラジエーター付近がぺしゃんこになっtことがあります。あまりに近距離で飛び出て着地したとたんにぶつかったので、こんな場合は止められるかは微妙ですが、普通に遭遇したなら止まってくれそうな気がしてます。