急速充電の旅検証

チャデモを持たずスーパーチャージャーだけを頼りに遠出したとき、どんな感じになるのか実験してみました。充電は80%になるまでを基本にします。80%充電すると440km走れます。

横浜→浜松SC

前回、ひたちなか海浜公園まで等でしたときは、途中で充電するつもりがなかったので、自宅で95%まで充電して出発しましたが、今回は223km先の浜松SCが目的地なので80%充電で出発。新東名は120km/h制限ですが雨だったのでおおよそ100km/hで走行。スーパーチャージャーを目的地に設定すると到着する45分前からバッテリーを温めるプレコンディショニングが始まりました。目標の温度に達すると止めたり始まったりするみたいです。

横浜→浜松SCまでの道のり
浜松SCでの充電料金

今回も80%=440kmになるまで充電します。地図上での走行距離223kmに対し料金は2430円なので、1kmあたり10.89円になりました。充電時間は22分。浜松SCは浜松SAのすぐ隣なので、トイレに行ってコンビニでおにぎりを買い戻って食べ終わると充電終了ぐらいの小休憩です。

浜松SC→金沢SC

金沢の実家に向かうのに東海北陸自動車道を使いますが、目的地を金沢SCにします。岐阜県をまたぐと山越えになるのでちょっと電費が心配ですが、距離が321kmなので80%=440kmまで充電すれば平気です。途中2回ほどSAで休憩をとり朝7時半ごろに到着したのですが、隣の本屋さんは開いていなくトイレが使えないので途中で充電STOPして、近所のコンビニまで行き、戻ってきて充電再開と2回に分けて充電しました。

浜松SC→金沢SCへの道のり
金沢SCの1回目充電
金沢SCの2回目充電

2回の充電を合計すると26分充電して3070円、321km走ったから1kmあたり9.56円になります。

金沢SC→松本SC

金沢SCで充電したあと、実家やスーパーに寄ったりして途中の目的地の五箇山に向かいます。そこで観光をして一泊し、翌朝は飛騨大鍾乳洞に寄って、松本市内のランチを目指しましたが定休日。そのまま松本SCに到着して充電開始です。松本SCはコンビニの駐車場にありました。

金沢SC→松本SCへの道のり
松本SCでの充電

80%=440kmになるまで充電しようかと思いましたが、帰りの道のりは225kmしかないし、スーパーチャージャーで充電するより自宅で充電したほうが安いので、80%まで残り5分の時点で充電停止しました。

松本SC→横浜

横浜到着時に185km残っていて、トリップの道のりが227kmになっていたので、松本SCでは412kmになるまで充電したと思います。おそらく今回も1kmあたり10円ぐらいの料金だったかと。

松本SC→横浜までの道のり

総評

これまでのスーパーチャージャーでの充電を平均すると、走れる距離1kmを追加するのにかかるのは10円ぐらいです。いまレギュラーガソリンが160円/Lぐらいだとすれば、燃費に換算して16km/Lぐらいに相当します。はやりスーパーチャージャーは高いですねぇ。自宅充電だと1kWh=40円で6kmぐらい追加できるので、1km追加するのに6.66円程度になり、これだと燃費が24km/Lになります。基本は家で充電、遠出するときだけスーパーチャージャーに頼るという運用がいいかとおもいます。また200-300kmごとに20分程度の充電をしましたが、ちょうどトイレ休憩だと思えば不便ではありませんでした。ただ地方にはスーパーチャージャーが少ないので、目的地と距離が離れているとそのぶんロスになることは確かです。

以前に乗っていたE350カブリオレは満タンで700kmぐらいは走りました。ガス欠ギリギリでもガソリンスタンドはすぐ見つかるので、今回と同じ遠出をしたら金沢で1回満タンにして余裕で帰ってこれる行程です。モデル3は満充電で実際に走れる距離は550kmで、電欠ギリギリで充電スタンドがすぐ見つかるわけでもないので、安全に旅するなら充電スタンドを目的地に設定しながら、200-300kmごとに充電スタンドに立ち寄ることになります。やはり満充電で1000kmぐらい走れる性能か、もっと地方にスーパーチャージャーを設置してほしいですね。東京にはたくさんスーパーチャージャーがあるのですが、自宅で充電できない人向けじゃないでしょうか。