テスラ型充電プラグの中華製充電器

なんせ初めてのEVなので家充電用に純正のモバイルコネクタを買いました。そして別の場所に中華製充電器を設置し、それも問題なく稼働しているので、更に充電プラグの形がテスラのやつを追加しました。

普通充電には規格がある

スーパーチャージャーやチャデモは規格が違うので思い切ったことはできません。でもEVの普通充電はどうやら2つの規格で統一されているようです。100V充電はLevel1、200V充電はLevel2というらしいです。充電器本体はこの規格で動くように作られていて、コンセント側のプラグ形状、クルマ側のプラグ形状がいろいろあり、その組み合わせで普通充電器が大量に出回っているのが実情みたいです。

いま販売されている充電器はおそらくLevel2だけで、100Vにしか対応していないLevel1は売られていないと思います。以前に中華製充電器を購入し、コンセント側のプラグを日本の100Vに合うように変更してもらい、クルマ側はJ1772という日本で普及しているプラグにTesla型に変換するアダプタを追加して使っています。コンセント側は日本の100V形式ですがそのまま200Vのコンセントでも充電できます。つまりコンセント側のプラグ形状は本体の電圧とは無関係です。

J1772を使った充電手順

J1772アダプタをつけた状態で充電を開始する手順です。この組み合わせではモバイルコネクタにあるようなボタンが充電プラグにないので、充電ポートを開けるには、扉の三角の角を少し手で押してあげると開きます。あとは挿すだけ。

充電開始の手順

次は充電終了し充電プラグを抜く手順です。充電プラグにレバーがついていますが、これを引くと信号がクルマ側に伝わるらしく、ロックが外れて引き抜くことができます。あとは勝手に扉がしまって終了です。

充電終了の手順

テスラ型充電プラグの中華製充電器を試す

最初に買った中華製充電器でも良かったのですが、充電開始のとき扉を押す必要があるのが少し面倒です。あとJ1772アダプタが追加されてちょっとかさばるので、最初からテスラ型充電プラグがついている中華製充電器を試してみることにしました。これも1.3万円ぐらいでAliExpressで売っています。コンセント側プラグの形状は日本のアース付き100Vと同じ、ケーブルは5m、充電プラグにボタンがあって、このボタンで充電ポートを開いたり、充電プラグのロック解除ができます。

2台目の中華製充電器

充電プラグの形を比べると、握り部分は少し太っていますが、ボタンの機能も純正のモバイルコネクタと同じです。家充電に使っているモバイルコネクタと入れ替えて、いまはこれで100V充電しています。

充電プラグの形の違い

流す電流はどうやって決まるのか

普通充電の規格を調べてみると、充電器側が流せる最大電流を決めて、その値はPWMの矩形の比率でクルマ側に伝えているようです。そしてクルマ側は最大電流以下で実際に使う電流値を決めます。テスラの場合だけかも知れませんが、コンセント側の電圧に変動があり、電圧に大きな変動があると流す電流を絞る動作も行うようです。考えてみれば日本中にある普通充電にテスラ型に変換するアダプタをつければテスラ車も充電できるわけですから、規格が統一されてないと困りますよね。