
テスラ車最大の弱点とは
モデル3に乗って1年、ウィンカーのレバーが無いのは気に入りませんが、その他については満足しています。ただ、1つだけクルマとして大きな弱点があるので紹介します。
テスラのナビの仕組み
テスラ車のナビはGoogle Mapそのものです。パソコンやスマホのGoogle Mapで目的地まで検索するとその時の渋滞を考慮して到着時間が計算されますが、テスラ車のナビもその通りです。経路も全く同じものが提案されます。ルートから外れても再計算が早くいつも正確な到着時間を示します。そして地図から得られる高低差や気象状況の風向きからバッテリーの残量も予測します。これはいつもネットに繋がった状態だからことできることで、その通信は携帯電話網の4G回線です。地図は常にダウンロードしていて開通したばかりの道でもGoogle Mapが更新されていればそれを案内します。

当初、日本全国の地図はあらかじめ持っていると思っていました。しかし遠くにスクロールすると遅れて表示されるので地図は全部持っているわけではなく、近辺のものをずっとダウンロードし続けているようです。

白山白川郷ホワイトロードにて
2024年10月、東海北陸自動車道の白川郷ICを降りて白山白川郷ホワイトロード(旧白山スーパー林道)を抜けて石川県側に抜けるルートを通ったときです。かなり山奥に入ったところでナビの地図が出なくなりました。もともと目的地を検索しても白山白川郷ホワイトロードを案内しないので到着時間やバッテリー残量はわかりません。画面のアンテナはXマークになり全く地図なしの状態です。それから山間部を抜けて石川県側に降りていくと電波が3Gと表示されるようになり、そのうち4Gになり地図は復活しました。テスラ車の最大の弱点は携帯電話網が届かないところでナビが全く使えないことです。電波の届かないところに滅多に行くことはありませんが、まったく届かない場所をずっと走っていると地図が出なくなります。

テスラとスターリンク
イーロン・マスクはスターリンクも持っています。いま携帯電話と直接つながる衛星も打ち上げしています。近い将来、テスラ車の通信はスターリンクになるのではないかと予想しています。そうすれば砂漠のど真ん中でもナビが使えるし(道路がなくて意味があるかどうかは別として)Amazon MusicもYouTubeも見れます。テスラ車を全世界に売るのとスターリンク計画は実は絡んでいると思います。