テスラのチートデバイス

テスラのオートパイロットはイマイチで、完全に手放し運転ができません。15秒おきにハンドルにトルクが掛かっていないと警告してきます。そこで、こんなチートデバイスがあったので試してみました。

オートパイロットが不便

高速道路などで車線をキープしながら運転してくれるオートパイロットは便利な機能のハズですが、テスラの場合、ずっと手放しして仕事したり映画みたりするのを防ぐために、15秒毎にハンドルを握っているか検出しています。アメリカでは無茶な使い方して事故起こすことがあるのでアメリカ運輸局から改善を求められて、今のような仕様になったようです。

真っ直ぐな高速道路を走っているとき、ハンドルなんてほとんど握っているようで握っていないようで軽く持っているのが普通。ところがあまりに軽く持っているとハンドルを握っていないと疑われます。そりゃまっすぐだったらハンドルを回すような力は加えていませんから。すると15秒毎に「ハンドルを軽く回してください」と警告がでて無視しているとペナルティが溜まって、やがてオートパイロットが機能しなくなります。

それを防ぐチートデバイスがこれ。200gぐらいの重さで、布の筒のなかにおもりが入っているもので、これをハンドルの片側に取り付けると、ゆるーくハンドルにトルクが掛かって、ハンドルを握っていると錯覚させることができる商品です。ハンドルの左側はウィンカーを出すボタンがあるので邪魔になりにくい右側につけると高速道路ではぜんぜん邪魔になりません。高速でクルクルハンドル回すことないですから。

100gから200gぐらいの重さのオモリ
こんなふうにハンドルに取り付け

チートデバイスを試す

15秒毎にハンドル回せと言われるのが煩いので、あまりオートパイロットを使わないのですが、静岡県裾野市から神奈川県横浜市までおよそ100kmの間、これでどれだけオートパイロットを騙せるのかやってみました。そしたらですね、すごく快適です。完全に手放しでも裾野IC、御殿場IC、大井松田ICとくねくね道も普通に走ってこれたのですが、大井松田を過ぎたあたりで、突然「チートデバイスを検出しました」という赤い警告が表示され、オートパイロットがキャンセルされました。やっぱり、ずっと同じ向きにトルクがかかり続けることって変だと思われたのでしょう。アメリカではハンドルの片側にペットボトルを吊るすという輩がいたので、それと同じだと思われたのでしょう。残念!

ちなみにオートパイロット中は顔の向きも監視していて、ディスプレイをずっと見続けていると、「道路を見てください」と警告されます。安全のためとはいえ高速道路ではちょっとゆるくしてほしいですよね。