グレーちゃん保護2日目

朝、会社に出かける前にみぃちゃん先生に寄った。頭をなでると手を動かして少し反応するようになった。時々弱弱しくミヤーとも鳴く。昨日から比べたらずっと良くなった。この調子なら助かるかもしれない。昨日預けたとき、3:7で助からない確率のほうが高いと先生は言ってた。ちょっと安心して会社に向かう。豪雨の翌日で今日は朝から涼しい。定時で会社を切り上げ、またグレーちゃんに会いに行く。血液検査やレントゲンなど一杯検査してあった。総合すると肝機能が弱り、黄疸も少しでている。猫エイズや白血病は陰性だった。しかしレントゲンの結果はとても痩せていて可愛そうなぐらいだ。胃や腸が少し見えるが、下腹部が白くて殆ど内蔵がはっきり映っていない。伝染性腹膜炎の可能性もあるが、エコーで調べるかぎり腹水がたまっているようには思えないという。ただ、点滴しながら血液検査の値の変化を見ると、伝染性腹膜炎の可能性がないわけでもない。この腹膜炎は2種類あり、腹水がたまるウェットと溜まらないドライがあるそうだ。今でも治癒方法がないため、米国では感染が確認されると安楽死をさせるという。体温は34度まで上がり流動食をあげたらパクついたがすぐに食べなくなってしまい、日中に1回痙攣を起こしたそうだ。アンモニアの値が少し高いので脳に神経系痙攣が起こった可能性もある。
食べれなくても人間のように点滴で栄養補給ができると私は思っていたが、馬や牛の動物用はあるが、犬猫に使う点滴は人間用を流用するという。今使っている点滴にもブドウ糖は少し入っているが、成分が猫用ではないため抜群に効く猫用点滴はないそうだ。人間用を打っても感染症にかかりやすく問題も多いという。
いろいろ説明してもらってグレーちゃんに面会したが、朝は頭をなでると反応したが、いまは反応はなく、お腹が息をするたびに小さく動くのと、目がちょっとだけ動くくらい。他は全く動く様子がない。正直、今晩一晩を乗り越えられるかどうかって感じである。頑張れグレーちゃん。明日生きて会えるだろうか。

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