石巻まで物資を運びにいってきた

東日本大震災、みなさん無事でしたか? うちの会社の人で姪が石巻の避難所います。バスに乗って会いに行くというもんだから、そんな手ぶらに近い状態で行くくらいなら車を出してあげるということで援助物資を載せていくことにしました。すでに東北自動車道は一般車両が通れるようになり、先週から駆けつけているひとも多いと聞きます。高速走れるなら大したことないさ。
が、その矢先、4月7日に大きな余震がありせっかく復旧した電気がストップ。東北自動車道はあちらこちらで通行止めに。どうしよっかなぁ、本当に行けるのかな。NEXCOの状況やtwitterの検索結果から、どうやら東北自動車道の富谷JCから仙台北部道路に入って、利府JCから三陸道に入れば、ずっと自動車道でいけるっぽい。
ガソリンとダンボールいっぱいの荷物を積みこんで横浜を出たのは24時ごろ。被災地に近づくほどガソリンが品薄になるというので、安達太良SAでガソリンを補充。案の定、次のSAではガソリンスタンドは長蛇の列。その次のSAでは閉店でした。
地震で地面が平でないところがあるから、80km/hの速度規制。白河から北側で大きな段差ができているところがたくさんあります。震源地のちょうど西側にあたるところです。この規制は本当に守ったほうがいいです。調子にのって速度あげるとドンと跳ねて車が飛んでいきます。
仙台北部道路が全線開通したのは2010年3月。ナビに載っていません。道幅は狭いですが地震の被害はすくないです。よかった、通れて。三陸道に乗り換えて石巻河南ICで降りる。このへんの街並み、あれー、かなり普通なんだけど、津波はここまで来てないんかな。
朝6時半ごろに石巻市立石巻中学校に到着。姪さんに連絡が取れ、朝食の配給が終わるまでのあいだ、住んでいた町営住宅に行ってみる。GoogleMapのストリートビューで昔の街並みが見えます。同じ位置から撮影した津波が街を襲ったあとはこんなことになってました。焦げた自動車、かろうじて残った建物。火事になった学校。テレビで見たことあるでしょう。ここは津波に飲み込まれたあと、3日間燃え続けた場所です。

向こうに見える海岸沿いの道路。あっちのほうが高く感じる。この場所は地盤沈下したんだろうか。
ところどころ水が引かないためか巨大な水たまりが道を覆い、その中をソロソロと入っていきます。
結果、車はこんなんになってしまいました。
201104091106000
向こうでは気づきませんでしたが、溜まった水は海水らしく、車が磯の香りをはなってます。明日、高圧洗浄機で洗わなくっちゃ。