ETロボコン新走行体 NXTrikeが誕生するまで(5) 自力でウィリー

正月はずっと実験に明け暮れて、すでに1月半ば。 ウィリーできないと走行体変えないというプレッシャー。
さーて、どうする? で、一回、バラして、試しにインテリジェントブロックというコンピュータが入った箱を縦置きにしてみた。
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なんかいいかも。これまで平置きしか頭になかったけど。これもありかも。
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で、尻尾つかってウィリーっぽく走るのもいいかも、という意見もあって、ちっちゃい車輪登場。
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こんな感じでウィリーできると素敵なんだけど。でも、頑張ればできるんじゃない? 実は平置きのとこに実験して可能性があることだけは分かってたので、あとは参加者の挑戦次第でしょ。 パラメータを全部再計算して求めないと立たないけどね。

で、とうとう、その時がやってきたんです。ひょんなことからギア比入れ替えてみたら、自力で立つ。
インテリジェントを縦置きにしたら、重心が上にあがって、勢いだけで立つようになってたんですよ。
やったね。これならいけるでしょ。ウィリー派の人も納得。

あと、前輪スポークが衝撃で折れるんじゃないかとか、いろいろ実験と改良を繰り返し、「これで行けるだろう」と記者発表になんとか間に合ったのが、あのNXTrikeなのです。
間違えて、この読み方。 「エヌエックストライク」 と発表しちゃいましたが、実は前々から「ネクストライク」と呼ぶことにしてました。バイク好きの棚橋先生のこだわりがいっぱい詰まった新走行体です。
とまあ、こんな感じで3ヶ月半。土日正月も返上で開発してきた新走行体ですが、棚橋先生の協力がなければ2014年も走行体チェンジなしという事態になるところでした。感謝m(__)m感謝m(__)m感謝m(__)m感謝m(__)m感謝m(__)m感謝。
で、ですねぇ。棚橋先生のような技術と情熱がある人、地区にもいっぱい埋もれていると思うんで、ぜひ、今回の事例をキッカケに、どんどんご協力よろしくお願いします。m(__)m