寒冷地の直管臭気ドメ

寒冷地にある別荘などでは、排水パイプにS字のトラップをつけられないところがあります。それは水抜きして不在のとき、S字に溜まった水が凍って、ハイプを破損する可能性があるからです。トラップがあれば、下水からの悪臭を水溜まりで防いでくれるのですが、トラップがないと悪臭が上がってきます。

長年、これは仕方がないことだと思っていました。既存の流し台や洗面台の排水口に、ワントラップと呼ばれる臭気ドメをつけることもできず。浄化槽に薬を投入したり、寝る時にはゴム栓で蓋をしたり。

なんとかならないか、水が溜まる部分が作れないなら、自動で蓋が開いたり閉まったりするような機構を、管の途中に挿入できれば。そうして探しているうちに見つけたのが、このシリコン製の弁。

シリコン製の弁

長さ10cm、太さおよそ40mmで、先の方がピッタリ合わさるようになっていて、水を上から流すと広がって水が流れ、水がなくなるとピッタリ合わさります。これを直管のところに取り付ければ、下からの悪臭をシャットアウトできるはず。モノは中国製みたいです。

上から覗き込んでも隙間は見えず

上から覗いても、下のほうは広がっていないので、見通しがありません。

水が通るときだけ弁が開く

水が上から流れてくると、水の重さで弁が開いて水が下に流れます。

弁を切って開き具合を調整

この閉じた弁の部分が波打って長いので、水の流れにかなり抵抗が生まれます。そういうときは、弁を切って、開くときに必要な力加減を調整してあげます。

流し台の下に取り付けた場合
洗面台の下に取り付けた場合

まずは、そのままの弁の長さで取り付けてみて、水を流してみて、流れ具合の様子を見ます。流れにくいようなら、弁を切って開きやすくしてやります。

こうして流し台と洗面台の2箇所に取り付けてみました。おまけに洗濯機の排水口にも。寝るときにゴム栓をしないで一晩おいて翌朝、悪臭はしなくなりました。一応、おすすめです。