ニンテンドーDSがウケルわけ2

もう1つの理由は、あの気軽なWiFiを使った対戦。どうぶつの森とマリオカートぐらいしか対応していないが(テトリスも対応か) いま、どこの家庭でも揃いつつあるADSL+無線LANをそのまま使って日本・世界中を相手に遊べるというのは、ランニングコスト面でも非常に受け入れられやすい。いまのところWiFiは無料だが、たぶん、任天堂が出してくるゲームは全部無料だろう。3rdパーティなら有料にするかもしれないが、そもそも、どうやって課金して回収するのか。携帯電話でもないんだし。だから、ゲームカードの代金がその対価と割り切って、ゲーム作らないと駄目。お母さんからみれば、どうせいくら使ったってADSLは定額なんだし、携帯電話のように毎月の値段が変動するような仕組みより、子供にゲームを買ってあげた時点でコストが分かる仕組みのほうが受け入れやすい。
あと、どうぶつの森の通信方法だが、あくまで友達を招待して遊ぶ感覚であり、不特定多数を相手にしていないところが、またにくい配慮でもある。もし、不特定多数間を通信できるようにしたら、熱心に育てた森を破壊して回る悪い奴らが横行して、せっかくのいい気分も台無しだ。対して、マリオカーとは、かなりつわもの・悪い奴もいるのだが、匿名性があるので、その場限りで対戦を打ち切ってしまえば、ちょっと後味が悪いが損害を受けることはない。そういう時は、自分の技術レベルが低いのだから、仕方ないと諦めもつくだろう。
この2つのびみょうなWiFiに対する考え方。かなり考えて作ってあるとは思う。