E350カブリオレメーター

20万キロ超えたメルセデスをユーザ車検に通してきました

今年で初回登録から9年目、20万キロ超えてるE350カブリオレです。買ったディーラーが店舗統合でなくなってしまい、車検1ヶ月前になっても案内の音沙汰なし。あの案内ってのはディーラーのシステムで通知されてくるわけではないんですねぇ。きっと担当の営業さんが遠い店に行ってしまい、それで来なくなったんですかねぇ。新車やフェアーの案内とかも来ないし。

前々から一度やってみたかったユーザー車検。20万キロ超えてますが、この半年ぐらいでいくつかメンテナンスをしたので、このまま素人でも車検パスするんじゃないかと、ほのかな自信はありました。昨年10月にはキセノンランプのバルブ交換、12月にはスパークプラグ交換、今年1月にはエンジンマウント・ミッションマウント交換、2月にはブレーキパッドとディスク交換。4月には冬タイヤから夏タイヤに入れ替えついでに新品の夏タイヤ。エンジンオイルは警告灯が付けばちゃんと換えてるし、走っていてもどこも不具合を感じないし、下回りもキレイだし。というわけで、5月になって、俄然、ユーザー車検やってみよう気分が盛り上がってました。

ネットでいろいろユーザー車検について調べてみましたが、一番参考にしたのは、ここ、です。書類はいくつか必要ですが、まずは自分で車を点検して24ヶ月定期点検整備記録簿をつけました。ネットによれば点検簿がなくても通るという話ですが、一応、紙に従ってどういうところが点検対象か確認しながら車を見てみます。24ヶ月定期点検整備記録簿はここからダウンロードしてプリンタで印刷して使いました。

点検では液関係はエンジンルームを開けたらすぐに確認できるので、車体の裏側から見ないとわからないものは省略のPマークを。該当しないところは斜線、チェックしたところはレマークをつけて、交換した時期やタイヤの空気圧など数字が分かるものは、空いた場所に書いときました。スペアタイヤの空気圧。これ、この前、冬タイヤに交換する直前にパンクして初めて使ったときに、空気圧が少なかったのでドキドキものでしたので、今回、ちゃんと既定値の4.2Mpaまで空気を足しときました。

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あと気になったのはエンジンのVベルト。前に交換したことあるけど、目視して押して見た限りでは問題なさそう。パーキングブレーキも踏みシロはあるから、たぶん大丈夫でしょう。だいたい、駐車のときはPレンジに入れて置くから、パーキングブレーキなんてアテにしてないんですけど。

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あと、ディーラーに車検にだすと下回りを温水の高圧洗浄機で洗うので、うちもケルヒャーと下回りノズルを持っているので、念の為、洗っておきました。おととい、金沢から大雨の中を新東名高速道路で帰ってきたものですから、あの雨で裏側は結構キレイになっているんじゃないかとも思いましたが。タイヤハウスの近辺はやはり汚い砂がいくらか出てきます。

さて、点検したし下回りも洗ったし、いつ車検に行くかです。ユーザー車検を受けるとき、ホームページから予約しておかないといけません。横浜の場合は、関東運輸局神奈川運輸支局のホームページにいって、アカウントを作って予約を入れます。車検は平日の午前2回、午後2回、合計4回に分かれてます。各回をラウンドと言ってるみたいです。一応、心の準備もあるので、あす14日の4ラウンドに予約を入れておきました。予約は何回でも変更できるので、都合が悪くなったら後ろにずらしたり、前にしたりできます。

あとは勇気を出して行ってみればいいんですが、ネットでは予備車検を受けたほうがいい、というので車検場の近くの民間の予備車検場に持っていってテストしてもらうことに。ネットで出てきたのはヨビケン横浜というお店です。テスターを使ったチェックが3500円。輸入車だと+500円。下回りの検査をしてもらうなら+500円。なので、今回は4500円かけるつもりで、明日に入れておいた車検予約でしたが、きょう持っていって見てもらうことに。

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裏通りにあるので場所は分かりにくかったですが、到着したら数台の車がテスター待ちをしてました。交通整理をしているオジサンに、予備車検をしたいと伝えたら、車の列の後ろについてくださいと。とくに受付することもなく列に並び、順番を待ちます。自分の番になったら係の人に初めてなんですけどぉ、というと「新しいから下回りとか見なくてもいいですよね」「いえいえ、もう9年目で20万キロ走ってます」「ダラダラ液漏れとかしてないなら大丈夫ですよ」と言われ、テスターに乗って指示されるがままに、シフトレバー操作したりウィンカーだしたりブレーキ踏んだり。

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ヘッドライトのバルブは8ヶ月前に交換したから、光軸はズレてないだろうと予想してたんですが、テスターの画面を見てると、右は緑でOK、左はちょっとズレてるみたいで赤が出てました。係の人がドライバーで調整して緑に。光軸ってそんな簡単に狂うもんなんですね。予備車検に来てよかったわ。本番でNGでても困るし。

車検を受けるには、自賠責保険の更新が必要なのですが、ヨビケン横浜でも扱っているというので、予備検査の4000円を払うついでに自賠責保険の25,830円も払って、新しい新旧の保険証がセットになったのをもらいました。

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さて、ここまでくるとあとは本番の車検。明日の4ラウンドに予約は入れてあるんですが、今日のお昼までなら、今日の午後に3ラウンドに予約を変更できます。「このまま行っちゃっても車検通りますかね?」「大丈夫だと思いますよ」と言われたので、予約を変更して行ってみることに。いま10時半過ぎで、午後の3ラウンド目の受付は12時45分から。申請書とか書き方は役所みたいに見本が置いてあるから、代書屋さんに頼まなくても見よう見まねで書けますよ。とも言われたので、いまから行って申請書とかゆっくり書いてみることにします。

運輸局到着。駐車場の案内している人に、あの辺が空いてるからと言われた場所に駐車。いま持っているすべての書類を持って2番の建物の7番受付に行きます。そこでは、あっちの建物にいって重量税と手数料の印紙を買って、そこに置いてある継続車検申請書・自動車検査票1・自動車重量税納付書に印紙を貼ってきてから、書き方の案内見ながら書いてね、とありました。なので、早速印紙を買いに行きます。

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これが印紙を貼った用紙(すでに記入済み)。重量税がいくらかわからなかったので、窓口で聞いたら、「いまの車検証を見せて」と言われて値段を教えてもらいました。今度はこの用紙を持って、最初の受付窓口付近にある書き方案内をみながら真似て書きます。まあ、そんなに難しいことはありません。今の車検証に記載されている項目をそのまま書き写すぐらいです。書き終わったのが11時45分。午後の3ラウンドの受付まで1時間あるので、近くの立ち食いそば屋に行きます。車検場を出て代書屋さんの並びに「そば久」という立ち食いそば屋で380円のもりそば。ほんと小さい店なんですが、客は車検を受けにきている車屋さんっぽい人ばかりです。

お昼を食べて、車検場に戻り、年金2000万円足りない問題で賑わしいTVを見ながら12時45分の受付が開くのを待ちました。待っているとだんだんと列が出来てきて、どうせ慌てる必要もないので、10数人ぐらいで列が長くならなくなってから並んで受付に。受付でこのあとどうしたらいいのか聞いたら、初めてなら7番コースに行ってくださいと言われました。

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この一番右側が7番コース。少しずつ少しずつ進むと、入り口の手前ぐらいで、まずはウィンカーとかバックライトとか外回り関係のチェックをしてくれるお兄さんがいて、言われるママにボンネット開けたり、ライトつけたり。「初めてなんです」と言ったら、ハザードつけながら入っていくと、中の検査員が一緒について回ってくれると。残念ながらこの建物の中は撮影禁止なので絵はありません。ゆっくり進んでいくと、最初はサイドスリップのテストで、次にブレーキ関係とスピード計測の台車にのって、次に排気ガスの測定して、次に下回りの台車にのってゆらゆら揺さぶられて。途中、2回、自動車検査票1を機械に通して打刻をしてもらいますが、よくわからないながらも、検査員と電光掲示板の言う通りに操作していれば終わります。 最後に総合評価の窓口に書類一式をだし、返された書類を後ろの窓口に出すと、新しい車検証とシールが渡されました。「これで帰っていいんですか?」「はい、終わりです」ですと。

なーんだ、こんなんで車検って終わりなんですねぇ。これが貰ってきたシールや領収書類です。しかし、平日の昼間しか車検場は開いてないし、実際に車に乗っていって戻ってこないといけないので、半日仕事になっちゃいます。車検代行料が1万数千円掛かるのは、この手間を考えれば妥当なところかと思います。あと整備点検の料金や、余計な部品交換の費用を抑えることを考えると、たぶん10万円ぐらいは節約になったかと思います。普段からよく車に乗って調子の良し悪しが分かって、簡単な車の仕組みを知っているなら、ユーザー車検をやってみてもいいと思います。もう20万キロも走ってると、ディーラーに出したところで、あとから悪いところは出てくるもんですしね。もともと車にセンサー類がいっぱいついてて不具合は警告灯が点灯するし。ゆるみ・ガタ・亀裂とかセンサーではわからないところを気をつけていれば。

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