ドライヤーハンガーは3Dプリンタの歴史の始まり

2014年5月、いまから6年前のこと、我が家に3Dプリンタがやってきました。そのキッカケとなったのが、ドライヤーハンガー。ネットで検索すると、美容師が使う品物がでてきますが、ほしいのは、壁に取り付けて、両手を放したまま頭を乾かせるドライヤーハンガー。これが売っていないんです。シャワーのハンガーや、国旗を玄関先に立てる三角形の受け皿など、いろいろ試してみたんですが、ドライヤーの握りは割と太くて合いませんでした。じゃー、作るしかないよね。3Dプリンタって流行ってるらしいから、これで作れるだろう。それが家に3Dプリンタがやってきたキッカケです。

6年で経年劣化

初めてのことだったので、内装にあう白、しかもオフホワイトのABSで印刷したのですが、どうやら、この材質は経年劣化するようです。もともと白の材料は弱いし、おまけにつや消し剤が入っていると、さらに弱くなるものだし。ドライヤーを抜いたり挿したりしているうちに弱ってきたのでしょう。中にヒビが入って、ドライヤーをしっかり掴まなくなりました。

中がひび割れてきた

どこに行った?3D モデル

もう6年も前のことなので、モデルがどこに行ったやら。かろうじてSTL形式だけは残っていました。今度は黒のABSで印刷して交換してみます。黒はやっぱり強い。

黒ABSで印刷

交換完了

台座とはネジで止めてあるので、交換は簡単です。黒はすこし目立ってしまいますが、またしばらくは大丈夫でしょう。しかし、ドライヤーの握りって、いろんな大きさ・太さ・形があるので、ピッタリに作るのは結構たいへんです。

交換されたドライヤーハンガー