鯉飼育セット 2026

連日30度超え、ところによっては体温より暑いくらいで、毎日ぐったりしますね。

34年前、Windows 3.0 の画面の中を鯉が泳ぐだけの『鯉飼育セット』というフリーウェアを作りました。あれを、鯉を1匹ずつ描き起こして作り直しました。画面いっぱいの暗い池を、鯉がゆっくり横切っていきます。デスクトップの上を泳がせておくこともできます。

これで少し涼んでください。無料です。

鯉の池(スクリーンセーバー)。音は出ません。

鯉飼育セット 2026 をダウンロード KoiPond2026_setup.exe / 46.0 MB

Windows 10 / 11(64ビット) フリーウェア 2026.7.27 版

池と、デスクトップ

画面いっぱいの池(スクリーンセーバー)

暗い水面を上から覗いた画面です。鯉がゆっくり横切っていきます。夏に涼むためのものです。

何かキーを押すと終わります。マウスを動かしただけでは終わりません。原作がそうだったからで、しばらく眺めていられます。

全画面の池を泳ぐ鯉

デスクトップの上(出張モード)

数匹がデスクトップの上を泳ぎます。輪郭の外は透けているので、壁紙も開いているウィンドウもそのまま見えます。クリックは下のウィンドウにそのまま通るので、鯉が上を泳いでいても普段どおり作業できます。

エクスプローラのウィンドウの上を泳ぐ鯉
ウィンドウの文字もアイコンも、鯉の脇からそのまま見えています。

餌をまく

クリックすると、そこに餌がまかれます。気づいた鯉が寄ってきてパクリと食べます。ひと口ごとに噛んでいる間があるので、まとめて丸呑みにはしません。食べたところには波紋が残ります。

気づくのは画面の幅の2割ほどの範囲にいる鯉だけです。遠くの鯉は知らん顔をしています。

  • 池モード … 左クリック
  • デスクトップ … CtrlShift+左クリック(ふつうのクリックは下のウィンドウに通すため)
餌をまくと、気づいた鯉が集まってきます。

動かし方

したいこと池(スクリーンセーバー)デスクトップ
始める待っていればなります。すぐ見たいときはスタートメニューの「いま鯉の池を見る」スタートメニューの「デスクトップで鯉を泳がせる」
餌をまく左クリックCtrlShift+左クリック
鯉を増やす・減らすマウスホイールタスクトレイの鯉アイコンを右クリック
終わる何かキーを押すCtrlShiftQ

鯉は 50匹 まで増やせます。増やせばそのぶん重くなりますが、操作が効かなくなることはありません。

数・大きさ・なめらかさは「鯉の池の設定」で決められます(Windows のスクリーンセーバーの設定画面にある「設定」からも同じものが開きます)。

タスクトレイのアイコンは Windows の「隠れているインジケーター」(タスクバーの ^)に入ってしまうことがあります。そこから鯉のアイコンを引っぱり出しておくと右クリックで操作できます。見つからないときは CtrlShiftQ で終われます。

ダウンロード

鯉飼育セット 2026 をダウンロード KoiPond2026_setup.exe / 46.0 MB

バージョン2026.7.27
対応Windows 10 / 11(64ビット)
種別フリーウェア(無料・作者 江口 亨 / ike)
SHA-256DDBC31F9DEA2142D15E347D98ACC3ADE18C444A33204BEB8F9B83213C5D17EAD

管理者の権限を聞いてきます。Windows の「スクリーンセーバーの設定」の一覧に出すために、C:\Windows\System32 にファイルを置くからです。

インストールの最後に2つ聞きます。どちらも後から変えられます。

  • いますぐスクリーンセーバーに設定する(10分そのままにすると池になります)
  • Windows を起動したらデスクトップにも鯉を出す(既定では入れません)

「Windows によって PC が保護されました」と出たら

署名を付けていないので、初めて実行するときに青い画面が出ます。[詳細情報]→[実行]で進めてください。

上の SHA-256 と照合すれば、途中で入れ替わっていないことを確かめられます。PowerShell で次のように出せます。

Get-FileHash .\KoiPond2026_setup_2026.7.27.exe -Algorithm SHA256

インストーラを使いたくないときは

ファイル中身
KoiPond2026.exe
(44.6 MB)
そのまま実行するとデスクトップで泳ぎます。/s を付けると池になります。インストール不要
鯉飼育セット 2026.scr
(44.6 MB)
中身は上と同じものです。自分で C:\Windows\System32 に置きたい方向け。ファイル名は変えないでください。Windows のスクリーンセーバーの一覧には、このファイル名がそのまま出ます

この2つの SHA-256 は 081746BAC3B2957226484FC16C551203EFEB0CFD8F51329A4B303AC22B83E0F1 (中身が同じなので値も同じです)。

やめるとき

「設定 → アプリ → インストールされているアプリ」から「鯉飼育セット 2026」をアンインストールしてください。System32 に置いたファイルも一緒に片付きます。

設定は %APPDATA%\koi_pond\koi.ini に残るので、気に入らなかった場合はこれも削除してください。

「なお, 一旦設置しますとWindowsディレクトリにKOI.INIができます. 残念ながら本セットがお気に召さない場合には, KOI.INIも一緒に削除することをお勧めします.」

— 1992年版の取扱説明書より。置き場所は変わりましたが、やっていることは同じです。

1992年の『鯉飼育セット』

最初の『鯉飼育セット』は 1992年12月17日、NIFTY-Serve にアップロードしたフリーウェアです。あちらは冬でした。当時の紹介文もやはり季節の話から始めていました。

もうすぐお正月ですね. 皆さんは何をして過ごす予定ですか.
私はお正月には美味しいお節料理を食べたいです. それも一度でいいから高級料亭で立派な日本庭園をみながら… おっ!, 日本庭園には立派な池がつきものです.
池(ike)と言えば鯉. という推論で, 鯉飼育セットを作ってみました.

日本語 Windows 3.0A 用。鯉は 80×80 ドット・16色・3コマのパラパラ漫画で、最大32匹まで飼えました。手を叩いて呼び、餌をやり、釣り竿で釣って移動させられました。ウィンドウをアイコンにすると、鯉が画面の上を泳ぎ回りました。

1992年のドット絵と2026年の鯉
左が 1992年のスプライト、右が同じ配置・同じ向きで描き直した 2026年のもの。クリックで大きく見られます。

説明書は、なぜか鯉の販売店の口調で書いてありました。

「本日は鯉飼育セットをお買い上げ頂き, 誠に有り難うございます.」

「当社の鯉は出荷前に充分鍛えてありますので, 餌を与えずに放置しても餓死することはありませんので御安心ください. また成魚ですので, これ以上成長しませんから予め御了承ください.」

「この池には自動濾過装置が付いており, いつも黒々とした新鮮な状態に保ちます. 決して藻や水垢が発生して色が変わることはありません.」

2026年版でも、餌をやらなくても鯉は死にませんし、大きくもなりません。池の水も黒いままです。

まだできていないこと。手を叩いて呼ぶのと、釣り竿で釣って移動させるのは、まだ作れていません。鯉に呼び名を付けるのも今回は省きました。

よくある質問

重くなりませんか。

既定の匹数(デスクトップ 4匹・池 7匹)なら、CPU は 1コアあたり 1割前後です。増やせばそのぶん重くなるので、動きが渋くなったら減らしてください。上限の 50匹 まで増やしても終了操作は効きます。

モニタが複数あります。

全部の画面にまたがって泳ぎます。泳いでいる最中にモニタを抜き差ししても付いていきます。無くなった画面に取り残された鯉は、数秒かけて自力で戻ってきます。

スクリーンセーバーの一覧に出てきません。

インストーラを管理者の権限で実行してください。一覧に出すには C:\Windows\System32 にファイルを置く必要があります。

終われなくなりました。

デスクトップ側は CtrlShiftQ です。それでも駄目なら、タスクマネージャーで KoiPond2026.exe を終了してください。

昔の KOI.EXE は動きますか。

16ビットのアプリなので、いまの 64ビット Windows では動きません。

更新履歴

2026.7.27公開。1992年版から作り直し
1992.12.17『鯉飼育セット』Version 1.1(NIFTY-Serve)

鯉飼育セット 2026 はフリーウェアです。著作権は 江口 亨(ike)が持ちます。